心電図伝送システム、搭載しました
救急科の久野です。
寒い日とポカポカ陽気の日がランダムにやってきて、体にこたえる今日この頃ですね。
41歳男子の久野もオデコの肌荒れに悩んでおります。
近隣の消防救急隊にはすでに搭載していただいているシステムなのですが、心電図を現場から病院に伝送できるシステムがあり、遅ればせながら病院所蔵の救急車にも搭載しました。
心電図伝送システム自体はいろいろな会社がだしていて、モニターや除細動器と一体型になっているものもあるのですが、当院と近隣消防さんが搭載しているのは、スマートフォンやタブレットを使用して十二誘導心電図はもとより、現場で撮影した画像の転送も可能なシステムです。
揺れている走行中の救急車内でも、揺れ補正を自動で行い、かなりクリアな心電図が取れ、実際に使ってみてビックリしました。
出動先で心筋梗塞や不整脈を早期に検出し、現場で対応することはもとより、病院での受け入れ準備も迅速になります。
また、「心電図上は心臓の病気は否定的」という所見を得ることも、病院で待機している医師の検査方針に影響します。
より素早く、より正確な早期医療介入にむけた整備が進んでいます。