研修も最終段階です
救命センターに勤めていた頃、初出動したドクターヘリは登山道をダッシュで登る現場。「久野が心筋梗塞になっちゃうんじゃないかと気が気じゃなかった」と鬼教官を和ませた伝説の持ち主である久野です。
先日、院内で具合の悪くなった方がおりダッシュで駆け付け、「機動力に歓心した」とお褒めの言葉を頂く一方、実は膝に来ていて。。。なんだか新米救急医だったころを思い出しつつ年齢を感じてしまいました。
先日、当院に心臓疾患患者さんの転院搬送要請がありました。
コロナ抗原検査を終わらせ、心電図を評価し、必要なら応急投薬をすることが望まれる症例でしたので、救急隊とドッキングして搬送することにしました。
「循環器患者なら、一緒に行かせてください」と名乗り出た循環器内科志望の研修医がおり、久野の同乗のもと現場に出ていただくことにしました。
出発までは比較的余裕の表情。

出発前は余裕がありそうですが。。。
しかし、先方の先生からの引継ぎを受け、患者さんを収容すると表情一変。
状況の確認から、前医情報の確認、応急内服の指示を出した上で院内に待機する循環器内科指導医に報告連絡をしていました。

患者情報の収集に余念がありません
病院到着後は待ち構えていた上級医たちと専門検査に入っていきました。
今回は安全管理以外、久野の出る幕はないと。
ほんの2年前まで医学生だった研修医たち、近づく巣立ちの時を前に、各々成長を見せてくれます。
若者の成長をみられるのも指導医の特権であり楽しみなのですが、ほんの少し前まで久野も指導される側だったはずなのに、、、40歳独身医師久野、歳を感じて複雑です