医療法人徳洲会 帯広徳洲会病院

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掲載日付:2023.01.30

研修も最終段階です

 救命センターに勤めていた頃、初出動したドクターヘリは登山道をダッシュで登る現場。「久野が心筋梗塞になっちゃうんじゃないかと気が気じゃなかった」と鬼教官を和ませた伝説の持ち主である久野です。
 先日、院内で具合の悪くなった方がおりダッシュで駆け付け、「機動力に歓心した」とお褒めの言葉を頂く一方、実は膝に来ていて。。。なんだか新米救急医だったころを思い出しつつ年齢を感じてしまいました。

 先日、当院に心臓疾患患者さんの転院搬送要請がありました。
 コロナ抗原検査を終わらせ、心電図を評価し、必要なら応急投薬をすることが望まれる症例でしたので、救急隊とドッキングして搬送することにしました。
 「循環器患者なら、一緒に行かせてください」と名乗り出た循環器内科志望の研修医がおり、久野の同乗のもと現場に出ていただくことにしました。

 出発までは比較的余裕の表情。

出発前は余裕がありそうですが。。。



 しかし、先方の先生からの引継ぎを受け、患者さんを収容すると表情一変。
 状況の確認から、前医情報の確認、応急内服の指示を出した上で院内に待機する循環器内科指導医に報告連絡をしていました。

患者情報の収集に余念がありません



 病院到着後は待ち構えていた上級医たちと専門検査に入っていきました。
 今回は安全管理以外、久野の出る幕はないと。

 ほんの2年前まで医学生だった研修医たち、近づく巣立ちの時を前に、各々成長を見せてくれます。
 若者の成長をみられるのも指導医の特権であり楽しみなのですが、ほんの少し前まで久野も指導される側だったはずなのに、、、40歳独身医師久野、歳を感じて複雑です

掲載日付:2023.01.23

TMAT研修に参加しました

 救急科の久野です。

 Local DMAT研修に引き続き、1月22日に大阪でTMAT研修に参加しました。

今回医師は私一人、、、


 TMATは徳洲会グループをバックボーンとした民間災害支援組織です。
 もともとは阪神淡路大震災で徳洲会グループの有志がボランティアで参集したことから始まっていますが、NPO法人化し、研修資格化することで国際的な災害支援医療組織としての認証プロセスに入っています。
 国策組織のDMATが災害発生直後に登場し、災害拠点病院への支援や救護所運営、被災現場対応に当たることを目的に組織されているのに対し、TMATは発災直後から地域の中小病院や介護施設、福祉施設、避難所の運営支援に入ることを任務とし、DMATとのすみ分けをしています。
 DMATと比べれば地味な活動ですが、被災者に寄り添うことを行動理念とし、「現場判断でやれる事はなんでもやる」という徳洲会らしい活動規範を持っていることも特徴です。
 我々救急科としては、いかなる形の災害支援でも対応できるよう、必要な資格認証・体制確立を進めています。
 阪神淡路大震災から28年、連綿と続く災害対応の在り方についての議論と進化は“古きを温ね新しきを知る”の典型例だと思います。

 ところで最強寒波襲来のニュースが流れる今週末ですが、雪国生まれでスキー(スノボの時代じゃなかったので)が一般スポーツの久野、冬の風物詩といえばスキー場でエンドレスに流れる“ロマンスの神様”(広瀬香美)なわけですが、昨今の研修医たちには通じません。
 まぁ、歌詞の意味も解らないですねきっと。。。あ、久野も判りませんよ、バブル世代じゃないですから!!
 温ねるほど古くないつもりなんですが、、、40歳とはそういう年齢なんでしょうか(泣)

掲載日付:2023.01.16

鹿児島県Local DMAT研修に参加しました

 救急科の久野です。
 1月14日と15日、当院より久野を含めた医師2名、看護師2名、事務員1名にチームで鹿児島県Local DMAT研修に参加してきました。
 日本国の指揮下、災害に派遣されるDMAT、その鹿児島県内版がLocal DMATです。
 大隅鹿屋病院として鹿屋を守り、大隅半島を守る活動にどうやって貢献していくか、その答えの一つとして、災害医療対応チームの新設をしようと訓練派遣に踏み切りました。



 これまで災害訓練の経験はあるものの、公式の派遣隊は組織されていなかった当院にとっては最初の1歩といった感はありますが、如何なる時も前に進むことが当院のモットーでもありますので突撃。無事、1隊5名の鹿児島県Local DMAT隊員が誕生しました。

 これからも、地域のため、鹿屋のために何を為すべきか一つひとつ考えていきたいと思います。

 尚、今回の訓練に際し、当院スタッフに負傷者はおりませんでしたが、救急科久野は緊張のあまり治療後の歯をかみしめた結果、詰め物が外れてしまうという、、、救護所訓練後に自力で押し込んで応急手当を行いましたが、さすがに救急医の応急処置では不十分で、専門医の診察が必要ですね、これは。。。

掲載日付:2023.01.10

指宿菜の花マラソン救護に出動しました

 ランニングダイエットしようとしたら膝と股関節が痛くなり、「もうちょっと減量してから走りましょうね」と主治医ストップがかかった、救急科久野です。
 1月8日、指宿菜の花マラソンが開催されましたが、当院から救護班として派遣参加しましたのでご報告です。

 今年度は当院も感染対策を徹底しての参加でしたので、同部署からの参加を抑制したり、前泊を全員バラバラな施設で個別としたり、過去の参加様式とは大きく異なる状況でした。

ソーシャルディスタンスを順守した野外ランチ(泣)



 しかし、地域の皆さんのアットホームな応援、救護参加の医師会の先生方と山川病院を主軸とした徳洲会の連携は健在。
 日本では年明け一番早いフルマラソンを支える一員としての活動機会を与えていただきました。
 なんと今年度は救護班にスマートフォンが支給され、本部との連絡がデジタル化され、より緊密・迅速化が図られました。

救護班ごとにスマホ支給です


スタート近辺で出動を待つドクターカー



 結果的には、ケガの方の救護と観客の救護援助のみで重症な方の対応は無く、救護班としては寂しいですが、大会としては無事に終えられたのは幸いです。
 最も多かった対応事案としては、”記念写真撮影”でした(笑)。

「写真お願いします」に派遣CEさん大活躍!!



 救護参加の場を与えていただいた指宿地区医師会の先生方と、山川病院の皆さんに感謝をしつつ、大隅鹿屋病院救急科としてイベント救護出動のよい経験となりました。

 今年度はコロナ禍を鑑みた限定体制の派遣でしたが、今から来年度の本腰派遣の画を描く一団なのでありました。

 当院救急科は地域貢献の一環として、可能な限りイベント救護のご依頼にお応えしております。
 ご用命お待ちしております。

掲載日付:2023.01.06

副院長先生に出動していただきました

 少し遅くなりましたが、新年のご挨拶を申し上げます。
 救急科の久野です。

 コロナ禍第8波が押し寄せる中の年明けとなり、当院救急科にとっても非常に厳しい年始を迎えました。
 平時と同じというわけにはいきませんが、当院に出来るところから、地域医療への貢献を維持していきたいと思います。

 さて、当院のドクターカーですが、消防救急車の転院搬送出動回数削減に貢献すべく、当院への転送だけでなく、当院から他院への緊急搬送にも出動しています。
 今日は当院から他の医療機関へ患者さんの移送があったのですが、たまたま救急外来が非常に混み合っており、救急科で添乗する医師の手配が難しい状況でした。
 当院では救急科繁忙時のバックアップ体制をとっているのですが、当科の忙しい時は他の部署も忙しいわけで。。。

 そんな中で、快諾してくださったのが、脳外科の西副院長先生でした。
 9月に再稼働してから幹部クラスの先生に乗っていただくのは初めてでしたが、”立ってる者は偉い人でも使え”、改め、”みんなでやる”という精神は上層部にも健在なのだと実感しました。

 今年も引き続きよろしくお願いいたします。

ご帰還時に一枚いただきました


 

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