医療法人徳洲会 帯広徳洲会病院

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掲載日付:2022.12.26

ドクターカーでの検査キット更新しました

 救急科の久野です。
 いよいよ第八波とインフルエンザの同時流行が忍び寄り始めた今日この頃、皆さんも体調には十分にご注意いただき、年越しを迎えていただければと思います。

 さて、ドクターカーでのお迎えには医師・看護師の早期接触以外にも、とても重要な利点があります。
 それが車内で実施するコロナウイルス抗原検査です。

 当院の救急外来では、院内での感染拡大防止の観点から、救急搬送された患者様みなさんにコロナウイルス抗原検査を実施しています。
 これは、例えばCTスキャンやレントゲンなどで一般の患者様や入院患者様と動線や検査機器を共有しているためです。
 従来、患者様が搬入されて直ちに検査を開始したとしても、少なくとも20分程度かかり、この間がタイムロスとなっていました。
 ドクターカーの中で搬送中に抗原検査を実施してしまうことで、当院搬入直後から隔離なく一般検査に入れるわけです。

 この検査キット、今まではコロナウイルス抗原の検出のみを15分で行うキットを使用していましたが、この度、コロナウイルス抗原とインフルエンザウイルス抗原を同時に検出可能なキットに更新しました。
 しかも、検査所要時間10分と5分短縮されています。
 たかが5分、されど5分。特に、近隣の医療機関への出動が多い当院ドクターカーにとって、この5分の短縮は大きな意味があります。

新導入の検査キット

 

 安心して利用いただけるよう、今後も設備・備品のブラッシュアップに努めていきます。

冬晴れの中、ドッキング待ちのドクターカー

 

掲載日付:2022.12.19

ERの休日

 救急科の久野です。
 当院に赴任して1年になろうとしておりますが、寒いですね。
 豪雪地帯山陰地方生まれの私ですが、寒さの質が違います。
 鹿児島に南国・亜熱帯のようなイメージを勝手に持っていましたが、結構雪も降るとか。
 久野41回目のシングルベルを1週間後に控え、寒さが身に染みる師走です。

 先週で救急隊のワークステーションが終了しました。
 救急隊の再教育・生涯教育が目的ですが、当方にも色々学ぶ事があり、研修医の先生にもいい経験になりました。
 ご協力いただきました関係者の皆さん、ありがとうございました。

 週末に用事があってERに立ち寄りましたが、ちょうど患者さんの来院が途切れており、つかの間の休日感がでておりました。
 そもそも救急は仕事が無いほうがいい部門ですが、いつもせわしない場所が平和だと違和感がありますね。

救急科はよくこの辺に座っています



 たまには平和な日常風景レポートでした。

掲載日付:2022.12.11

大隅鹿屋ドクターカー西方進出しました

 救急科の久野です。
 ミートテックソルジャー久野が、ついに長袖通勤となった今日この頃。
 南国鹿屋とはいいながら、非常に体調を崩しやすい気候に突入しております。
 くれぐれも健康管理にはご留意いただき、不調時にはお早目の相談をお願いいたします。

 今日は活動範囲拡大を続ける当院ドクターカーが、ついに西側、垂水方面への消防ドッキング出動を実現しましたので、救急科ローテート中の研修医の姿とともにレポートです。

 今回は国道220号線沿いのパーキングを使用した垂水消防とのドッキング事案でした。
 垂水消防とのドッキングは今回が初でしたが、当院コーディネーターの調整に柔軟に応じていただいた垂水消防に感謝です。
 また、管轄する大隅河川国道事務所の担当の方にも迅速に使用許可を頂きました。
 今後も持続可能な活動と出来たこと、関係各署に御礼申し上げます。

 ドッキング拠点を設けられたことで垂水方面からの転院患者様につきまして、迅速な対応が可能となりました。
 ドッキングポイントで引継ぎを行うことで、垂水管轄の救急車が管轄地域を離れて活動する時間を短縮でき、転送に同乗いただく看護師さんやお医者さんの拘束時間を半減できる上、当院としても自院スタッフによる評価・引継ぎが迅速化できるため、患者様の予後改善にもつながります。
 今後も継続して出動し、練度向上に努めて参ります。

ジャンバーサイズが。。。



 写真は消防救急車とのドッキングを前にシミュレーションしつつスタンバイするドクターカーチームです。
 先日も登場しました救急科ローテーション中の研修医が“医師”ジャンバーを着ておりますが。。。。。久野の体に合わせて制作したものですので、最近の若者には大きすぎたでしょうか

掲載日付:2022.12.05

研修医同乗出動実施中!

 救急科の久野です。
 職業柄、インフルエンザもコロナもワクチン接種勧奨となるわけですが、何を隠そう注射”される”のが大嫌いな私、一大行事です。
 問診の先生の仰ることなど、ほぼ耳に入らず、注射してくれる看護師さんに励まされつつ大騒ぎでした。

 さて先日、消防との救急ワークステーションを実施中であることをお伝えしましたが、当院の研修医も同乗しての出動をさせていただきましたのでご報告です。
 救急科医は専門医修練課程に救急や消防、警察や自衛隊のような別組織と働くための教育を受けるわけですが、その一環として、救急車への同乗訓練もほぼ必須で行われています。
 しかし、救急医にならない研修医、特に当院のような地域の中規模病院で研修すると、救急隊の活動現場を知る機会はほぼありません。
 救急隊員は、医師や看護師とは異なる養成課程があり、我々とは目の付け所が違うわけで、まもなく独り立ちする研修医たちにも実地を知ってもらうことは大事なことです。

 そこで今回、隊長の許可を頂き、久野とともに研修医同乗出動を行いました。
 いつも病院で偉そうにしている医者も、ひとたび救急車に乗れば救急隊長の指揮下に入ります。まずはそこから。
 どのように出動要請がかかり、傷病者のもとに出かけて行って、短時間で必要な情報を集めて、病院に受け入れ要請をする、実地を経験してきました。

若干緊張の面持ちでしょうか



 ご協力いただいた中央救急隊に感謝です。
 これからの医療を支えていく若者たちの教育を推進していくことも当院のミッション。地域の皆様のお力をお借りしつつ、医療人育成に取り組んで参ります。

 尚、当院の救急科研修にご興味をお持ちの方、他科も含めて見学・短期研修随時受付中ですので、臨床研修センターまでお問合せを!(救急科専門研修はできません)

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