ドクターカーでの検査キット更新しました
救急科の久野です。
いよいよ第八波とインフルエンザの同時流行が忍び寄り始めた今日この頃、皆さんも体調には十分にご注意いただき、年越しを迎えていただければと思います。
さて、ドクターカーでのお迎えには医師・看護師の早期接触以外にも、とても重要な利点があります。
それが車内で実施するコロナウイルス抗原検査です。
当院の救急外来では、院内での感染拡大防止の観点から、救急搬送された患者様みなさんにコロナウイルス抗原検査を実施しています。
これは、例えばCTスキャンやレントゲンなどで一般の患者様や入院患者様と動線や検査機器を共有しているためです。
従来、患者様が搬入されて直ちに検査を開始したとしても、少なくとも20分程度かかり、この間がタイムロスとなっていました。
ドクターカーの中で搬送中に抗原検査を実施してしまうことで、当院搬入直後から隔離なく一般検査に入れるわけです。
この検査キット、今まではコロナウイルス抗原の検出のみを15分で行うキットを使用していましたが、この度、コロナウイルス抗原とインフルエンザウイルス抗原を同時に検出可能なキットに更新しました。
しかも、検査所要時間10分と5分短縮されています。
たかが5分、されど5分。特に、近隣の医療機関への出動が多い当院ドクターカーにとって、この5分の短縮は大きな意味があります。
新導入の検査キット
安心して利用いただけるよう、今後も設備・備品のブラッシュアップに努めていきます。
冬晴れの中、ドッキング待ちのドクターカー