大隅鹿屋病院ドクターカーのご紹介
救急科の久野です。
学会と所用でお休みを頂き、ご迷惑をお掛けしました。
本日より鹿児島勤務に復帰しました。
早速ですが今回は当院のドクターカーをご紹介します。
“ドクターカー”というと、ドラマでは事故現場や救急現場に医師・看護師を乗せて駆け付け、現場で処置を行う“現場活動”のイメージがありますが、当院での運用は少し異なります。
先日ご紹介しました『救急科紹介直通電話』にご連絡いただいた中で、鹿屋市・肝付町・東串良町の医療機関へ患者さんの収容に出動しています。
医師・看護師が同乗し、ドライバーと運転補助者を合わせた4人態勢で出動、患者さんを収容し、車内で応急処置や情報収集を行いながら病院に帰還します。
紹介のご連絡をいただいてから当院の医師が接触するまでの時間が圧倒的に短縮され、搬送しながら病院着後の検査手配ができるため、救急科から専門科への引継ぎ時間も短縮されます。
また、マイクロバスを改造した大型車体であることを生かし、人工心肺装着患者さんのような大掛かりな転院搬送にも対応できます。最近では当院から九州大学病院まで人工心肺と人工呼吸器を装着したまま患者さんを搬送した実績があります。
先月から積極運用していますので、街中でお見掛けになった方もいらっしゃるかもしれません。
地域の皆様におかれましては、サイレン等でご迷惑をお掛けしておりますことをお詫びしますとともに、緊急走行にご協力いただいておりますことを感謝いたします。
稼働開始からまもなく2か月ですが、すでに出動件数35件を超えるご用命を頂き、スタッフの慣熟とともに、消防の協力も得て進出範囲を拡大しております。
今後も地域密着型救急病院として邁進してまいりますのでご用命お待ちしております。