医療法人徳洲会 帯広徳洲会病院

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掲載日付:2025.11.14

天陽会病院との共同搬送を実施しました

 救急科の久野です。
 このところ急に寒くなり、関節が痛いような、骨身に染みるといいますか。
 このブログを書き始めた頃は、「久野用扇風機」が救急外来にあったくらいなのに、歳には勝てないのでしょうか。

 さて、当院は循環器系の患者様受け入れが多い病院です。
 勿論、当院で治療が完結することがほとんどですが、やはり、高次処置が必要になる場合もあります。
 このブログでも時々ご紹介している九州大学病院への転院搬送は勿論、鹿児島市内の病院とも連携をとっています。

 先月から、立て続けに2件(ヘリコプターも含めると3件)、天陽会中央病院との転院搬送連携事案がありました。
 天陽会中央病院も病院救急車を運用されており、当院への搬送に出向いていただくケースがあります。
 ただ、市内から当院ですから距離もあり、時間もかかります。
 鹿児島市内でも有数の循環器疾患受け入れ病院ですから、病院救急車を当院のために長時間大隅半島へ、というわけにもいきません。
 そこで、当院救急車との途上合流、患者引き継ぎを実施しています。
 

広域で地域を支える天陽会病院との連携ならではです



 10月の案件は、当院からの患者様を桜島にある天陽会病院の軒先をお借りしての引き継ぎ頂きました。
 

軒先をお借りしました。


 次いで11月の案件では、垂水消防にも協力いただき、垂水中央運動公園での引き継ぎとなりましたが、当日は雨が降り、急遽、体育館の屋根下をお借りすることになりました。
 

急遽の体育館玄関対応となりました


 ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
 

ご対応いただいた皆様に感謝いたします。



 地域医療と広域連携、うまくコーディネートできれば幅広い病態に対応でき、より地域に貢献できます。
 我々救急科も一助となれるよう、尽力して参ります。

掲載日付:2025.10.30

流鏑馬祭りに出展しました

 救急科の久野です。
 滞っていた投稿の第2弾です。

 2025年10月19日、高山流鏑馬祭りに出展してきました。
 昨年度に続き、2回目です。
 今年度は病院救急車2台で参加させて頂き、当院のDMATが着用する活動服を写真撮影用に持参しました。

我々も頑張ってコスチューム展示に挑戦してみました



 展示に立ち寄っていただいたお子さん向けにピンバッチを用意しているのですが、昨年100個が品切れになり、今年度は倍の200個を用意していましたが、これも展示終了前には配り終わってしまいました。

 平時は緊急走行でお騒がせしている病院救急車ですが、地域の方により知っていただける機会でもあり、沢山の方にご来場いただき、ありがとうございました。

 ちなみに、正面向かいは消防さんが大きな消防車を展示されており、大人気。さらにお隣は警察さんが白バイへの乗車やパトカーでの放送体験を提供されており、こちらも大人気。

今年度は消防・警察・国土交通省が揃った体験ゾーンでした



 お隣が警察さんだったので、サイレンの音にドキドキしていた久野でした。

掲載日付:2025.10.29

災害訓練を実施しました

 救急科の久野です。
 鹿児島に赴任して4年、ついに日本紅斑熱というダニかまれたことで発症する病気に罹ってしまい、数日お休みを頂いていました。
 幸い、内科の先生に素早く治療してもらい、大事には至りませんでしたが、教科書でしか読んだことの無かった病気に自分が罹るとは。。。
 皆さんもダニにはお気をつけください。

 さて、そんな事情で投稿が遅れましたが、2025年10月18日、地震を想定した災害訓練を実施しました。
 例年実施している定例訓練ではありますが、年毎に練度上昇の実感があるのが嬉しい限りです。

若手職員も活躍しています



研修医も頑張ります



 今年も本部長席に座っていましたが、各署がうまくできるようになると、本部長の仕事はどんどん減っていくという、嬉しいような寂しいような、、、、。
 無線機とパソコンとの睨めっこが主な任務になってきた今日この頃、たまにはプレイヤーに復帰したいという野望を抱きつつ、事の推移を見守っておりました。

本部長席は平和です



 訓練実施に際しましては、外来診療を休止せざるを得ず、地域の皆様にはご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした。
 職員一同、この訓練でしか得られない経験ができ、有事には地域のお役に立つべく自覚を新たにする機会ともなりました。

 今後とも、当院が地域のお役に立てることを模索し、取り組んでいきたいと思います。

掲載日付:2025.10.06

救護活動に備えています

 救急科の久野です。
 毎年1月に開催される指宿菜の花マラソンの救護活動にむけ、指宿観光協会、指宿南九州消防組合へ挨拶まわりに出かけました。

 1年で一番最初にあるフルマラソン大会として有名ですが、これまで1名も大会中の死者を出していません。
 指宿医師会の先生方が救護所の運営を中心に担当され、地域内にある徳洲会病院と当院が救護用救急車運用を中心とする”外回り救護”を担当する形をとっています。

 今年度は大隅鹿屋病院が外回り救護の運営について音頭をとらせていただくことになり、事前のあいさつ回りにお邪魔したというわけです。
 ご対応頂いた観光協会の方々から大会運営にかける熱い思いを直接うかがうことが出来、消防組合でも現場での活動連携についての意見交換ができました。

公園の中にある観光協会。着々と準備が進んでいます



大型車両も配備されていて、大観光地所管消防署の貫禄です。



 実は当院職員にも指宿に所縁のあるものが沢山いますので、この大会の救護活動は院内でも関心の高い活動です。
 解決すべき課題も残されていますが、大会が事故なく運営できるよう、全力を尽くしたいと思います。

掲載日付:2025.09.09

政府訓練に参加しました

 救急科の久野です。
 2025年9月6日、政府主催の大規模地震時医療活動訓練に参加しました。
 今年度は北海道~東北地方にかけて、大規模な地震が発生したとの想定の下、各地からDMAT隊やDPAT隊が集まり、病院や福祉施設の支援にはいります。

 当院は函館方面の病院支援を担当しました。

たまたま向かいの熊本県チームに当院OBの先生がいらっしゃいました



 函館の基地となる本部病院から担当する病院まで、移動だけで約2時間を要し、北海道の広さを実感させられました。

今回から導入の活動服です



 支援に入った病院も自病院で災害対策本部をたてておられましたが、かなりレベルの高い訓練をされていて、DMATとしても、受援病院としても、いずれも勉強となる訓練でした。

学びの多い病院の災害対策本部でした



 当院も病院の防災訓練を控えており、地域のお役に立てるよう、研鑽を積んでいきたいと思います。


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