医療法人徳洲会 帯広徳洲会病院

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掲載日付:2025.02.07

雪来る。。。

 救急科の久野です。
 私自身のコロナ罹患から早半年、そのまま瘦せてしまい、脂肪に守られていた時には味わえなかった、「寒い」という感覚を久方ぶりに感じる今日この頃です。
 ホームページの写真も撮りなおさないといけませんね。

 暦の上では立春のはずなのに、雪に見舞われた鹿屋市でした。
 当院の病院救急車もスタッドレスタイヤに交換するなど対応に追われました。
 雪による高速道路の通行制限を受けて、チェーンの装着方法を確認しはじめたわけですが。。。
 昨年のお正月にDMATを石川に派遣するため、チェーン装着もできるようにしていたはずなのに、1年のブランクは大きかったようです。

 



 装着方法の動画を見直し、若者の力を借りながらなんとか着脱完熟訓練完了できました。

 



 皆様にご協力・ご支援いただき、当院救急車の活動範囲は北は輝北・曽於市、東は志布志・宮崎県串間市、南は佐多、西は垂水から遠距離搬送で鹿児島市内まで拡大しました。
 ここまで広いと気象条件も異なり、今回の降雪でも活動範囲内で積雪状況や路面状況が大きく異なりました。

 いつでも活動できるように、備えを万全に。
 定期的な訓練作業の必要性を感じた半日でした。

掲載日付:2025.01.15

指宿菜の花マラソン救護に参加しました

 ご無沙汰しております。
 救急科の久野です。

 若かりし頃は自動販売機の”あったかい”コーナーなんて見向きもしなかった私、朝夕はあったかいコーヒーに手が伸びるようになりました。
 歳を重ねた実感をひしひし感じる今日この頃です。

 1月12日、指宿菜の花マラソンの救護に参加してきました。

本部に参画



 例年、指宿医師会の先生方を中心に、山川病院、開門クリニックをはじめとする徳洲会がお手伝いさせていただく形をとっており、当院もコロナ禍と救急科の人員不足で数年参加できない時期が続きましたが、復帰してから今年で3年目となりました。
 今年度は雨天催行となり、レース後半には低体温傷病者が相次ぎ、例年比較的平和な救護隊もせわしなく働くことになりました。

 コース途上の開門クリニックではランナーへのおもてなしに、微力ながらお湯番でご協力させていただきました。

開門クリニックでお湯番のお手伝い



 当院が本格的に参画する唯一の救護活動でもあり、今後も病院全体で協力させて頂きたいと考えています。

終了後の記念写真



 さて、救護の写真を添えながら、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、救急車、1台増えております。
 ER前には年末から駐車していましたが、緊急走行の届け出が終わり、菜の花マラソンからデビューしました。
 詳しい紹介はまた後日。

MER2号の初陣でした

掲載日付:2024.12.02

11月は災害訓練月間でした

 救急科の久野です。
 12月、寒さの堪える時期になってきました。
 半袖通勤がトレードマークの私も、ついに長袖を引っ張り出してきた今日この頃です。

 さて11月は災害訓練が2件あり、当院からも参加しました。

 1件目は例年この時期に行われる桜島の噴火に対応する訓練です。
 桜島が大噴火した想定の下、住民避難支援や傷病者の搬送をシュミレーションします。
 当院は今年度が初参加となりましたが、なんと本部機能を拝命し、鹿児島大学の災害対応チームとともに、災害対応本部の設営・運営にあたりました。
 当院からは若手チームに参加してもらいましたが、初めての本部機能に反省点は多々ありつつ、いい経験ができたようです。

桜島での本部活動




 2件目は長崎県での豪雨・水害を想定した訓練。
 ここでは、ケアハウスへの支援活動を拝命し、現地の施設スタッフとともに検討させて頂きました。
 情報収集一つとってみても、医療従事者と介護従事者との視点の違いがあり、高齢者施設特有の問題への対応となりました。
 普段から地域密着の当院チームとしては比較的共有しやすい問題も、災害拠点病院の支援チームにとっては経験のないことが多く、ちょうど間に入る形でお役に立てたと思います。

長崎での施設支援



 大隅半島も台風被害はもとより、地震被害も経験し、いつ災害対応が求められるかわからない状況です。
 地域に根差す徳洲会病院として、有事も地域に貢献できるよう、積極的な訓練参加を続けていきたいと思います。

掲載日付:2024.11.09

長距離搬送実施しました

 救急科の久野です。
 このブログでも何度かご紹介していますが、遠方への患者さん搬送、特に、通常の座席扱いでは難しい状態の患者さんを目的地までお送りするのは救急科の役割です。
 今回はたまたま立ち寄られた鹿屋で罹患され、当院での治療を終えられた患者さんが関東に戻られるにあたり、お手伝いをさせて頂きました。

 前回の関西でもお世話になった日本航空さんに、今回も全面協力いただきました。
 航空機、特にヘリコプターではなく、固定翼機での搬送を行う場合、客室内が与圧されているとはいえ、気圧の変化、酸素濃度の変化も考慮した搬送計画が必要です。
 ドクターヘリや防災ヘリコプターの場合、ある程度の高度リクエストが可能ですが、民間航空会社の旅客便となるとそうもいきません。
 飛んでいる時間もですが、都会の空港に降りるとなると、地上走行時間も意外と長く、ベルト着用サイン点灯中はほぼなにも出来ません。
 病院で使うモニター機材も持ち込めないので、簡易モニターと診察のみで乗り切ります。

飛行機から救急車もストレッチャーのまま移動します



 当院を出てから関東の病院まで4時間かかりましたが、無事、送り届けることができました。

 ご協力いただきました皆さん、ありがとうございました。

掲載日付:2024.09.23

DMAT技能維持訓練に参加しました

 救急科の久野です。
 9月17日に木村救急部長、9月18日に救急科久野がDMAT技能維持訓練に参加しました。

訓練受付開始。結構な人数でした。



 DMAT隊員資格は5年更新。この5年間に2回の技能維持訓練参加が義務付けられています。
 今年度の技能維持訓練は、DMAT資格保有医師が参加しました。

名札もらうと気合が入りますね

 
 半日の机上訓練なのですが、危機管理・病院支援・広域搬送拠点運営・避難所運営の各課題についての課題をグループワークで対応します。
 久野ですが、なぜか病院支援課題のリーダーを拝命しまして。
 ベテランの先生がチームにおられ、もう助けてもらいっぱなしでしたが、何とか担当した病院の避難と支援を完遂することができました。
 様々な課題が同時に押し寄せてくる経験、こういう訓練でしかできませんね。
 ベテランの先生がものすごく柔和に対応されていて、私もまだまだだなぁ~と感じたのでした。

 群馬の救命救急センターで働いていた時の同期とも偶然再会し、学びだけじゃなく、気合も再注入された訓練でした。
 訓練参加に伴い、Mobile ERの運営を1.5日休止することとなり、地域の先生方、ご施設の皆さんにはご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした。

 勿論、使わないに越したことのない技能ですが、必要とされた時、地域の医療を守る一助となれるよう、一同頑張っていきたいと思います。


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