内科は循環器を除くすべての内科領域を対象として診療しております。特徴としては、「なんでもあり」の内科という点に尽きます。高齢者の肺炎、尿路感染が多いのは当然として、糖尿病のコントロール、肺癌の診断・治療、各種膠原病の診断・治療、血液疾患の化学療法、腎不全の診断・透析管理など幅広く行っております。また、平成16年8月から取り組み始めた腹膜透析は順調に導入数が増えております。大隅半島唯一の腹膜透析を行っている施設として各種講演、学会報告や医学雑誌への原稿掲載の機会に恵まれております。
現在、高齢者の肺炎治癒後のADL低下・経口摂取低下のため入院期間が長引いたり、心肺停止蘇生後に呼吸器から離脱困難となり転院先が見つからずに入院が継続されたりする例が多く、回転をよくする方法は無いものかと悩んでおります。24時間重症患者受け入れを可能にする為には、出口の確保が必要であり、出口が無い中で無制限に入り口を開けておけば、診療体制が破綻することは時間の問題では無いかと危惧しております。
しかし、私ども内科の方針としては、こちらから「これしか診れない」とは言わず、地域で必要とされているのであれば多少の苦労はいとわず「私たちが診ます」と言える内科であり続けたいと思っています。