大隅鹿屋病院

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診療科・部門

臨床検査科

臨床検査科では、25名のスタッフで業務をおこなっております。検体検査14名、生理検査11名、で、最新の医療を提供するために日夜頑張っています。

検体検査では、患者様から採取した、血液、尿、糞便等を対象に、様々な分析をおこないます。感染症、腫瘍マーカー、薬物検査も院内検査で、即日結果を出しています。

生化学検査 / 血液学的検査 / 免疫学的検査 / 一般検査 / 輸血検査

生理検査では、患者様の身体から得られる様々な情報を、波形や画像として記録測定します。

超音波検査(心臓、腹部、血管等) / 心電図検査 / 脳波検査 / 誘発電位検査 / 肺機能検査 /眼底写真検査

病理検査では、手術や検査時に採取した組織や排泄物の細胞の分析をおこないます。

病理組織検査 / 細胞診検査

検査ってなにするの???

心疾患

血液検査

CK-MB / CPK / GOT / GPT / LDH / Na / K / CL / BUN / Cre / トロポニン-T

心電図

心電図 / 急性心筋梗塞 / 狭心症 / 心房細動など

心臓超音波検査

症例1僧帽弁閉鎖不全

症例2大動脈弁閉鎖不全

血管超音波検査 症例

糖尿病

血液検査

血糖 / HbA1c / GA

尿検査

尿糖 / 尿中アルブミン

眼底写真
血管エコー
血圧脈派検査(ABI)

デ-タの意味は??正常値は??

血液検査

  • 赤血球(女380~480万、男410~530万/μl)
    赤血球及び赤血球に含まれるヘモグロビンが減少すると貧血がひどくなり、めまい、耳鳴り、息切れ、立ちくらみ、疲れやすい、だるいなどの症状がでてきます。
  • Hb(ヘモグロビン)(女12~16g、男14~18g/dl)
    赤血球の赤い色素がヘモグロビンで酵素の運搬役です。貧血や多血症の診断になります。
  • Ht(ヘマトクリット)(女35~48%、男39~52% )
    血液の中の赤血球の占める割合。貧血の場合には低値を示します。
  • 白血球(3500~9000/μl)
    肺炎や虫垂炎など体内に炎症が起こると血中の白血球の数が増加しますが、ウイルスやリケッチアの感染などのときは、かえって減少するので、いろいろな病気の診断に検査されます。
  • 血小板(13~32万/μl)
    血液を凝固(止血)させるために必要な成分です。

生化学検査

  • CRP(0.3㎎/dl以下)
    リウマチ熱、慢性関節リウマチ、化膿性細菌感染症(しょうこう熱、敗血症、骨髄炎など)、消化管疾患、肝胆道疾患、呼吸器疾患、心血管疾患、血液疾患などで幅広く上昇します。細菌感染症やあらゆる炎症、外傷などで高値となります。
  • GOT(AST)、GPT(ALT)(GOT13~37、 GPT8~45IU/l)
    肝臓、心臓、骨格筋などに多く含まれる酵素で、これらの臓器の障害で血液中に漏れ高値となります。主に肝炎、肝硬変、肝がんなどの肝障害を知る手がかりとなりますが、心筋梗塞、筋内疾患でも高値を示します。
  • LDH(122~228IU/l)
    肝臓、心臓、骨格筋、腎臓に多く含まれる酵素で、これらの臓器障害で高値となります
  • ALP(アルカリ性フォスファタ-ゼ)(118~335IU/l)
    肝臓で作られる酵素の一種です。肝胆道系の障害、骨疾患の有無の指標となります。
  • γ-GTP(女 8~33IU/l、男 12~49U/l)
    腎臓、膵臓、胆道に多く含まれる酵素、主にアルコール性肝障害のほか、閉塞性黄疸、肝がん、慢性活動性肝疾患でも上昇します。アルコール常飲者では、高値を示すのが特徴です。
  • Ch-E(コリンエステラーゼ)(女 206~477、男 206~477IU/l)
    肝臓で生成される酵素で、肝障害、(肝実質障害)により活性が低下します。脂肪肝、糖尿病、肥満、甲状腺機能亢進症などで高値を示します。
  • T-Bil(総ビリルビン)、D-Bⅰl(直接ビリルビン)(T-Bⅰl0.3~1.3、D-Bⅰl0.1~0.3㎎/dl)
    急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、胆嚢炎、胆石症などで増加し、肝機能障害の代表的な症状である黄疸などの主な指標となります。
  • TP(総蛋白)(6.7~8.3g/dl)
    血清中の蛋白は、細胞の生命現象に必要な物質を輸送する役目や、それ自身が、機能を営んでいるものもあります。このためあらゆる阻止の病変が蛋白の変動として反映してきます。
  • Alb(アルブミン)(4.1~5.2g/dl)
    肝臓で生成され、栄養不良の鋭敏な指標となります。ネフローゼ症候群や肝実質障害で減少し、急性脱水症では増加します。
  • 総コレステロール(130~219mg/dl)
    肝臓や筋肉、皮下脂肪のほか、脳、中枢神経などいろいろな臓器の細胞の中に存在し、ホルモンや細胞の中の膜を作る重要な構成物になります。動脈硬化症疾患への危険率や高脂血症の指標となります。
  • TG(中性脂肪)(33~149㎎/dl未満)
    皮下脂肪の主成分で、このトリグリセライド(中性脂肪)がたまりすぎた状態が肥満となり動脈硬化をはじめ、高血圧、心臓病、糖尿病などの成人病の原因となります。
  • HDL-コレステロール(40~70dl)
    動脈硬化を予防してくれる善玉のコレステロールです。これらは喫煙や肥満、炭水化物のとりすぎなどで低下し、持続的な運動やリラックスすることによって増加します。
  • Amy(アミラーゼ)(46~133IU/l)
    膵疾患や唾液腺疾患の診断、および両者の鑑別に有用です。
  • 血糖(グルコース)(70~110mg/dl)
    人間の体に必要なインスリンというホルモンが不足し血液中のブドウ糖(血糖)が高くなると、糖尿病になります。
  • BUN(尿素窒素)(7.8~18.9mg/dl)
    BUNは、腎機能低下をきたすと体内に増加して高値を示します。また、蛋白の大量摂取でも高値となります。
  • Cre(クレアチニン)(女 0.45~0.82mg/dl、女 0.64~1.11mg/dl)
    クレアチニンはほとんど尿のみで排泄されるため、腎機能障害の早期発見に役立ちます。
  • UA(尿酸)(女2.5~5.8、男3.0~7.0mg/dl)
    尿酸の生成と排泄のバランスがくずれると、血液中のUAが増え、痛風、腎障害、高血圧、心臓障害などを引き起こします。
  • アンモニア(75μg/dl以下)
    肝機能の重症度をみます。
  • Ca(カルシウム)(8.7~10.3mg/dl)
    生体内に最も多くみられる無機質で、ホルモンの分泌や心筋の規則的な収縮など生命活動に必要なものです。
  • P(リン)(2.9~4.9mg/dl)
    内分泌や骨代謝異常を起こす疾患を調べます。
  • CK(クレアチニンキナ-ゼ)又はCPK(女49~189、男61~265IU/l)
    心筋、骨格筋の障害、疾患で高値を示します。
  • CK-MB(4~16IU/l)
    高値を示す心筋梗塞の診断に有用です。
  • Mg(マグネシウム)(1.8~2.4mg/dl)
    Caと同様に70%が骨に存在する。
  • Na,K,Cl(ナトリウム、カリウム、クロール)(Na138~146mEq/l、K3.6~5.1mEq/、Cl99~108mEq/l)
    水分-電解質代謝異常の病態把握のために有用です。
  • HbA1c(4.3~5.8%)
    糖尿病コントロールの指標。過去1~2ヶ月の平均空腹時血糖値に相関します。