令和6年度 大隅鹿屋病院 病院情報の公表
病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
- リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
- 血液培養2セット実施率
- 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
- 転倒・転落発生率
- 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
- 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
- d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
- 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
- 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
| 年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | - | 37 | 59 | 79 | 150 | 385 | 889 | 1796 | 1763 | 835 |
定義
令和6年6月から令和7年5月の退院患者の人数を10歳刻みの年齢階級別に集計しています。年齢は入院時の満年齢です。
特徴
60歳以上の占める割合が全体の88.1%、70歳以上が73.3%と比較的高齢の患者様が多くを占めています。
比較的若い世代である40歳代以下は5.4%です。
※患者数の欄が10未満の数字は、-(ハイフン)で表示しています。(以下、各項目も同様です。)
令和6年6月から令和7年5月の退院患者の人数を10歳刻みの年齢階級別に集計しています。年齢は入院時の満年齢です。
特徴
60歳以上の占める割合が全体の88.1%、70歳以上が73.3%と比較的高齢の患者様が多くを占めています。
比較的若い世代である40歳代以下は5.4%です。
※患者数の欄が10未満の数字は、-(ハイフン)で表示しています。(以下、各項目も同様です。)
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 68 | 33.41 | 20.78 | 7.35 | 81.96 | |
| 110280xx03x0xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 | 54 | 2.3 | 3.82 | 0 | 71.8 | |
| 0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) | 36 | 22.44 | 16.40 | 5.56 | 85.67 | |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 36 | 33.5 | 13.66 | 5.56 | 78.94 | |
| 040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 | 23 | 7.96 | 8.16 | 0 | 65.78 |
誤嚥とは、食べ物や唾液などが気管から肺に入ってしまうことをいい、その食べ物や唾液に含まれた細菌が気管から肺に入り込むことで起こる肺炎が誤嚥性肺炎です。
誤嚥性肺炎のほとんどは、緊急入院であり、高齢者が多く、全体の約80%以上が80歳以上の患者様です。
当院では必要に応じ言語聴覚療法士による嚥下訓練も併せて行っています。
誤嚥性肺炎のほとんどは、緊急入院であり、高齢者が多く、全体の約80%以上が80歳以上の患者様です。
当院では必要に応じ言語聴覚療法士による嚥下訓練も併せて行っています。
循環器内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050130xx9900x0 | 心不全 | 291 | 28.49 | 17.33 | 1.37 | 83.24 | |
| 050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 | 262 | 6.89 | 4.18 | 1.15 | 73.35 | |
| 050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 | 256 | 3.88 | 3.07 | 0.39 | 71.48 | |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 185 | 34.41 | 20.78 | 5.41 | 84.1 | |
| 050050xx9920xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 | 158 | 4.16 | 3.27 | 0 | 71.61 |
循環器内科で最も多い症例は、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)という心臓を取り巻く血管が狭窄し、心筋に十分な血液が送れなくなる疾患です。
進行することで心臓の働きが弱まることや、血管が完全に閉塞することで心筋が壊死し、突然死に至ることがあります。
当科では、虚血性心疾患に対して血管内にカテーテルという細い管を挿入し、狭窄の程度を検査したり、血管の内側から治療を行っています。
カテーテル治療は開胸の必要がないため、体への負担も少なく、入院期間が短いメリットがあります。
進行することで心臓の働きが弱まることや、血管が完全に閉塞することで心筋が壊死し、突然死に至ることがあります。
当科では、虚血性心疾患に対して血管内にカテーテルという細い管を挿入し、狭窄の程度を検査したり、血管の内側から治療を行っています。
カテーテル治療は開胸の必要がないため、体への負担も少なく、入院期間が短いメリットがあります。
外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050180xx02xxxx | 静脈・リンパ管疾患 | 94 | 1.34 | 2.66 | 0 | 65.49 | |
| 060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) | 71 | 4.83 | 4.54 | 1.41 | 72.13 | |
| 060035xx99x5xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 | 68 | 3.6 | 4.42 | 0 | 72.41 | |
| 060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 | 58 | 12.84 | 9.08 | 6.9 | 74.78 | |
| 060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) | 50 | 2.68 | 2.57 | 0 | 69.38 |
静脈・リンパ管疾患のなかで、当科で最も治療を行っているのが、下肢静脈瘤のレーザー治療です。
静脈瘤の原因となっている血管(伏在静脈)に細いファイバーを挿入して、レーザーによる熱で静脈を閉塞させてしまう治療です。
当科では、この治療を「日帰り」にて行っています。
静脈瘤の原因となっている血管(伏在静脈)に細いファイバーを挿入して、レーザーによる熱で静脈を閉塞させてしまう治療です。
当科では、この治療を「日帰り」にて行っています。
整形外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) | 37 | 49.14 | 19.16 | 5.41 | 82.49 | |
| 160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 | 23 | 66.26 | 25.29 | 13.04 | 81.35 | |
| 160980xx99x0xx | 骨盤損傷 | ー | ー | 19.30 | ー | ー | |
| 071030xx99xxxx | その他の筋骨格系・結合組織の疾患 | ー | ー | 10.52 | ー | ー | |
| 160720xx01xxxx | 肩関節周辺の骨折・脱臼 | ー | ー | 14.04 | ー | ー |
整形外科での手術は多くが外傷関連です。
特に高齢者の大腿骨頚部骨折に対しては、手術または保存的に治療しますが、ADL低下による入院期間の長期化が課題です。
入院中のリハビリやリハビリ専門病院への転院にて対応しています。
また、介護支援専門員と連携して在宅復帰支援も行っています。
特に高齢者の大腿骨頚部骨折に対しては、手術または保存的に治療しますが、ADL低下による入院期間の長期化が課題です。
入院中のリハビリやリハビリ専門病院への転院にて対応しています。
また、介護支援専門員と連携して在宅復帰支援も行っています。
脳神経外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 010070xx9910xx | 脳血管障害 | 16 | 2.06 | 3.23 | 0 | 72.81 | |
| 010050xx02x00x | 非外傷性硬膜下血腫 | ー | ー | 11.90 | ー | ー | |
| 010060xx99x40x | 脳梗塞 | ー | ー | 16.89 | ー | ー | |
| 010070xx02x0xx | 脳血管障害 | ー | ー | 8.47 | ー | ー | |
| 010030xx991xxx | 未破裂脳動脈瘤 | ー | ー | 2.86 | ー | ー |
急性/慢性を問わず、外科的手術/血管内手術を問わず、また脳/脊髄を問わずに、24時間・365日可能な限り対応できる体制を整えています。
従来の外科的手法に加えて、カテーテルを用いた血管内治療をも駆使して各種疾患に対峙したいと考えています。
従来の外科的手法に加えて、カテーテルを用いた血管内治療をも駆使して各種疾患に対峙したいと考えています。
呼吸器外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040040xx02x0xx | 肺の悪性腫瘍 | 29 | 14.38 | 9.82 | 0 | 73.24 | |
| 080010xxxx0xxx | 膿皮症 | 10 | 19.5 | 12.98 | 0 | 70.5 | |
| 040200xx99x00x | 気胸 | ー | ー | 9.28 | ー | ー | |
| 0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) | ー | ー | 16.40 | ー | ー | |
| 040150xx99x0xx | 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 | ー | ー | 22.28 | ー | ー |
呼吸器内科と呼吸器外科が呼吸器疾患(肺がん・間質性肺疾患・喘息・閉塞性肺疾患・気胸・胸膜疾患)などの治療と診断を行っています。
肺がん治療については、手術・放射線治療(他院へ紹介)・化学療法(抗がん剤治療)の中から適切な治療を提案しています。
手術においては、胸腔鏡による低侵襲な手術も実施しています。
肺がん治療については、手術・放射線治療(他院へ紹介)・化学療法(抗がん剤治療)の中から適切な治療を提案しています。
手術においては、胸腔鏡による低侵襲な手術も実施しています。
心臓血管外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050163xx9900xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 | 26 | 10.27 | 7.58 | 3.85 | 76.12 | |
| 110280xx02x00x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 | 18 | 7.61 | 7.38 | 5.56 | 71.67 | |
| 050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 | 16 | 22.75 | 10.18 | 0 | 76.19 | |
| 050050xx0101xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 | 13 | 40.23 | 21.11 | 0 | 70.31 | |
| 050080xx0101xx | 弁膜症(連合弁膜症を含む。) | 13 | 44.15 | 20.84 | 0 | 72.46 |
弁膜症に対する手術とは、弁形成術・弁置換術という手術です。
心臓には逆流を防ぐための4つの弁があり、それぞれの弁が血液を効率よく循環させるため非常に大切な働きをしています。
この心臓弁が正常に機能しなくなった状態を弁膜症といいます。
当科では、弁を切除し人工弁を埋め込む手術(弁置換術)や自己弁を温存し、弁の形を整える手術(弁形成術)を行っています。
また、胸部や腹部の大動脈瘤に対する手術にも取り組んでいます。
心臓には逆流を防ぐための4つの弁があり、それぞれの弁が血液を効率よく循環させるため非常に大切な働きをしています。
この心臓弁が正常に機能しなくなった状態を弁膜症といいます。
当科では、弁を切除し人工弁を埋め込む手術(弁置換術)や自己弁を温存し、弁の形を整える手術(弁形成術)を行っています。
また、胸部や腹部の大動脈瘤に対する手術にも取り組んでいます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
| 初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
| 胃癌 | 22 | - | 15 | 19 | - | 5 | 1 | 8 |
| 大腸癌 | 23 | 17 | 74 | 96 | 19 | 51 | 1 | 8 |
| 乳癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
| 肺癌 | 30 | - | 14 | 70 | - | 14 | 1 | 8 |
| 肝癌 | - | - | - | - | - | - | 2 | 8 |
5大癌と呼ばれる、胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌の患者様を、初発のUICC病気分類別および再発に分けて集計しています。
UICC病気分類とは、UICC病気分類国際がん連合によって定められた、①原発巣の大きさと進展度 ②所属リンパ節への転移状況 ③遠隔転移の有無 の3つのカテゴリによって、各癌をⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。
「再発」とは、当院・他施設を問わずに初回治療が完了した後、当院にて治療を再開した場合や、癌寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
UICC病気分類とは、UICC病気分類国際がん連合によって定められた、①原発巣の大きさと進展度 ②所属リンパ節への転移状況 ③遠隔転移の有無 の3つのカテゴリによって、各癌をⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。
「再発」とは、当院・他施設を問わずに初回治療が完了した後、当院にて治療を再開した場合や、癌寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
| 患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 11 | 9.09 | 56.09 |
| 中等症 | 101 | 28.33 | 79.08 |
| 重症 | 12 | 28.67 | 87.25 |
| 超重症 | - | - | - |
| 不明 | - | - | - |
市中肺炎とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類を用いて集計しています。
この指標では、細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザなどウイルスによる肺炎や食物の誤嚥による肺炎、気管支炎などは集計対象外です。
患者数は、中等症が多く、重症度が上がるごとに長い治療期間を要します。
また、患者様の年齢に比例して重症度が上がる傾向があります。
この指標では、細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザなどウイルスによる肺炎や食物の誤嚥による肺炎、気管支炎などは集計対象外です。
患者数は、中等症が多く、重症度が上がるごとに長い治療期間を要します。
また、患者様の年齢に比例して重症度が上がる傾向があります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
| 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|
| - | 37 | 53.86 | 76.35 | 3.36 |
入院中に医療資源を最も投入した傷病名ICD10コードが「I63$」に該当する場合に集計対象としています。
ICDコードとは、International Classification of Diseases and Related Health Problems(疾患及び関連保健問題の国際分類統計)の略称で世界保健機関(WHO)が世界保健機関憲章に基づき作成した傷病に関する分類です。
世界の異なる国における傷病の状況を比較できることを目的とした標準分類です。
ICDコードとは、International Classification of Diseases and Related Health Problems(疾患及び関連保健問題の国際分類統計)の略称で世界保健機関(WHO)が世界保健機関憲章に基づき作成した傷病に関する分類です。
世界の異なる国における傷病の状況を比較できることを目的とした標準分類です。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) | 49 | 6.06 | 4.94 | 2.04 | 72.2 | |
| K616-42 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施) | 12 | 0.5 | 1.25 | 0 | 73.25 | |
| K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | ー | ー | ー | ー | ー | |
| K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) | ー | ー | ー | ー | ー | |
| K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | ー | ー | ー | ー | ー |
経皮的シャント拡張術は、透析患者様の透析シャント内の狭くなった部分(狭窄部)に先端に風船(バルーン)のついたカテーテルを進め、そこでバルーンを膨らますことによって狭窄部を拡張する方法です。
手術時間は30分~1時間で、局所麻酔を行い治療します。
手術時間は30分~1時間で、局所麻酔を行い治療します。
循環器内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 218 | 2.71 | 5.34 | 1.38 | 73.61 | |
| K5973 | ペースメーカー移植術(リードレスペースメーカー) | 80 | 5.74 | 12.18 | 5 | 83.28 | |
| K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 54 | 2.35 | 10.41 | 3.7 | 77.65 | |
| K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | 52 | 2.25 | 4.33 | 1.92 | 72.71 | |
| K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 46 | 1.15 | 2.43 | 0 | 68.63 |
循環器内科で最も多い手術は、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)に対する経皮的冠動脈ステント留置術を含むPCIです。
虚血性心疾患に対する血管内治療とは、血管内にカテーテルという細い管を挿入し、血管の内側から狭窄部を削ったり拡張したりする手術です。
開胸を伴う外科的手術に比べ、患者様の身体への負担や入院期間が短い特徴があります。
虚血性心疾患に対する血管内治療とは、血管内にカテーテルという細い管を挿入し、血管の内側から狭窄部を削ったり拡張したりする手術です。
開胸を伴う外科的手術に比べ、患者様の身体への負担や入院期間が短い特徴があります。
外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K617-4 | 下肢静脈瘤血管内焼灼術 | 84 | 0 | 0.33 | 0 | 66.77 | |
| K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 65 | 4.08 | 4.91 | 1.54 | 65.92 | |
| K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 51 | 1.1 | 2.45 | 0 | 71.71 | |
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 49 | 0.73 | 1.16 | 0 | 69.59 | |
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 29 | 4.03 | 5.83 | 0 | 72.17 |
静脈・リンパ管疾患のなかで、当科で最も治療を行っているのが下肢静脈瘤のレーザー治療です。
静脈瘤の原因となっている血管(伏在静脈)に細いファイバーを挿入して、レーザーによる熱で静脈を閉塞させてしまう治療です。
当科では、この治療を基本的に「日帰り」で行っています。
静脈瘤の原因となっている血管(伏在静脈)に細いファイバーを挿入して、レーザーによる熱で静脈を閉塞させてしまう治療です。
当科では、この治療を基本的に「日帰り」で行っています。
整形外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0461 | 骨折観血的手術(上腕) | 19 | 5.79 | 51.63 | 10.53 | 81.11 | |
| K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | ー | ー | ー | ー | ー | |
| K0462 | 骨折観血的手術(前腕) | ー | ー | ー | ー | ー | |
| K093 | 手根管開放手術 | ー | ー | ー | ー | ー | |
| K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) | ー | ー | ー | ー | ー |
高齢者の外傷関連の骨折が多くを占めています。
特に高齢者の大腿骨骨折術後は筋力低下による影響で、平均在院日数も長くなっています。
早期のリハビリ介入を行うことで、早期在宅復帰を目指しています。
特に高齢者の大腿骨骨折術後は筋力低下による影響で、平均在院日数も長くなっています。
早期のリハビリ介入を行うことで、早期在宅復帰を目指しています。
呼吸器外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) | 10 | 2.6 | 7.9 | 0 | 73.7 | |
| K5131 | 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) | ー | ー | ー | ー | ー | |
| K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) | ー | ー | ー | ー | ー | |
| K488-4 | 胸腔鏡下試験切除術 | ー | ー | ー | ー | ー | |
| K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | ー | ー | ー | ー | ー |
早期肺癌の手術においては、低侵襲な方法とされる「胸腔鏡下肺切除」を実施しています。
開胸に比べ、在宅復帰が早いことも特徴です。
開胸に比べ、在宅復帰が早いことも特徴です。
心臓血管外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) | 18 | 2.89 | 7.39 | 5.56 | 71.17 | |
| K5522 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) | 14 | 9.64 | 30.43 | 0 | 70.14 | |
| K5551 | 弁置換術(1弁) | 12 | 6 | 42.58 | 0 | 73.83 | |
| K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | 12 | 10.42 | 11.08 | 0 | 76.42 | |
| K5612イ | ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) | ー | ー | ー | ー | ー |
冠動脈バイパス術は、一般的に行われている開胸心臓手術です。患者様自身の健康な血管の一部を採取し、その血管を冠動脈の閉塞部分に繋ぎ移植します。
そうすることによって、血管が閉塞動脈を迂回して心臓に流れる新しい路(バイパス)をつくります。この処置により、狭心症や心筋梗塞の原因となる心臓の筋肉の血流不足が改善されます。
患者様の病態や年齢、健康状態など、多くの要素を総合的に判断して術式などは決定します。
そうすることによって、血管が閉塞動脈を迂回して心臓に流れる新しい路(バイパス)をつくります。この処置により、狭心症や心筋梗塞の原因となる心臓の筋肉の血流不足が改善されます。
患者様の病態や年齢、健康状態など、多くの要素を総合的に判断して術式などは決定します。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
| 異なる | - | - | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | 25 | 0.42 |
| 異なる | 17 | 0.28 | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
| 異なる | - | - | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 10 | 0.17 |
| 異なる | - | - |
定義
「同一」・・・入院契機病名が最も医療資源を投入した傷病名と同じもの。
「異なる」・・・入院契機病名が最も医療資源を投入した傷病名と異なるもの。
当院は、手術や処置などを行う際に合併症を起こさないように細心の注意を払い施行しています。
起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者様に説明したうえで、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
「同一」・・・入院契機病名が最も医療資源を投入した傷病名と同じもの。
「異なる」・・・入院契機病名が最も医療資源を投入した傷病名と異なるもの。
当院は、手術や処置などを行う際に合併症を起こさないように細心の注意を払い施行しています。
起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者様に説明したうえで、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
| 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
|---|---|---|
| 293 | 250 | 85.32 |
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
| 血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
|---|---|---|
| 2107 | 2049 | 97.25 |
培養検査は、血液中の細菌を同定し、必要な抗菌薬を使用することを目的としています。そのため、検査の精度が重要となってきます。通常の血液培養ボトル1セットでは、精度は約70%と言われています。2セットになると精度は上昇し、90%以上となります。検査のレベルを上げるために当院では、血液培養2セットの高い実施率を目指しております。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
| 広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
|---|---|---|
| 425 | 380 | 89.41 |
感染症診療において原因となる微生物を特定し、治療を行う際に特に経験的治療として幅広い範囲の細菌を標的として抗菌薬を開始する場合は、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要とされております。
不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。
不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
| 退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生した転倒・転落件数 (分子) |
転倒・転落発生率 |
|---|---|---|
| 105533 | 143 | 1.36 |
加齢とともに転倒・転落の発生率も高くなります。特に75歳以上の高齢者において多く発生しています。高齢者では転倒・転落に伴い脆弱性骨折を起こすことが多いです。院内での転倒・転落予防対策は医療安全管理上の最重要課題の一つであるため、チーム医療の一環として病院全体で発生防止に取り組んでおります。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
| 退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生したインシデント 影響度分類レベル3b以上の 転倒・転落の発生件数(分子) |
転倒転落によるインシデント影響度 分類レベル3b以上の発生率 |
|---|---|---|
| 105533 | 130 | 1.23 |
院内での転倒・転落予防対策は医療安全管理上の最重要課題の一つであるため、チーム医療の一環として病院全体で発生防止に取り組んでおります。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
| 全身麻酔手術で、 予防的抗菌薬投与が実施された 手術件数(分母) |
分母のうち、手術開始前 1時間以内に予防的抗菌薬が 投与開始された手術件数(分子) |
手術開始前1時間以内の 予防的抗菌薬投与率 |
|---|---|---|
| 26 | 23 | 88.46 |
細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。
開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
| 退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) |
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡)の発生患者数(分子) |
d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡発生率 |
|---|---|---|
| 100461 | 20 | 0.02 |
当院は、適切な褥瘡予防対策を推進し、新たな褥瘡発生の防止に努めるとともに、新規発生の褥瘡および入院時に褥瘡を有する患者様の早期治療のために効果的なチーム医療の提供に努めております。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
| 65歳以上の退院患者数 (分母) |
分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された 患者数(分子) |
65歳以上の患者の入院早期の 栄養アセスメント実施割合 |
|---|---|---|
| 4609 | 1077 | 23.37 |
当院は、管理栄養⼠を配置しており、多職種協働で栄養サポートを実施しています。早期に低栄養リスクを評価し適切な介⼊をすることで、在院⽇数の短縮、予後改善につなげております。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
| 退院患者の在院日数の総和 (分母) |
分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) |
身体的拘束の実施率 |
|---|---|---|
| 105533 | 3690 | 3.5 |
身体的拘束は、患者様の生活の自由を制限することであり、患者様の尊厳ある生活を阻むものです。
当院は、患者様の尊厳と主体性を尊重し、身体的拘束を容易に正当化することなく、職員一人ひとりが身体的・精神的弊害を理解し、拘束廃止に向けた意識をもち、身体的拘束をしないケアの実施に努めております。
当院は、患者様の尊厳と主体性を尊重し、身体的拘束を容易に正当化することなく、職員一人ひとりが身体的・精神的弊害を理解し、拘束廃止に向けた意識をもち、身体的拘束をしないケアの実施に努めております。
更新履歴
- 2020.9.3
- 令和元年度大隅鹿屋病院 病院指標を掲載
- 2021.9.15
- 令和2年度大隅鹿屋病院 病院指標を掲載
- 2022.9.13
- 令和3年度大隅鹿屋病院 病院指標を掲載
- 2023.9.15
- 令和4年度大隅鹿屋病院 病院指標を掲載
- 2024.9.15
- 令和5年度大隅鹿屋病院 病院指標を掲載
- 2025.9.13
- 令和6年度大隅鹿屋病院 病院指標を掲載
今回の指標では、手術のリスク分類を行い、中リスク以上の手術の前後で対策が行われている率を測定しています。
血液凝固を抑える薬剤(抗凝固剤)を使用できない患者さんや弾性ストッキングを下肢に着用できない患者様もおりますが、当院は積極的に実施率を高くしていけるように取り組んでいきます。