長距離搬送実施しました
救急科の久野です。
このブログでも何度かご紹介していますが、遠方への患者さん搬送、特に、通常の座席扱いでは難しい状態の患者さんを目的地までお送りするのは救急科の役割です。
今回はたまたま立ち寄られた鹿屋で罹患され、当院での治療を終えられた患者さんが関東に戻られるにあたり、お手伝いをさせて頂きました。
前回の関西でもお世話になった日本航空さんに、今回も全面協力いただきました。
航空機、特にヘリコプターではなく、固定翼機での搬送を行う場合、客室内が与圧されているとはいえ、気圧の変化、酸素濃度の変化も考慮した搬送計画が必要です。
ドクターヘリや防災ヘリコプターの場合、ある程度の高度リクエストが可能ですが、民間航空会社の旅客便となるとそうもいきません。
飛んでいる時間もですが、都会の空港に降りるとなると、地上走行時間も意外と長く、ベルト着用サイン点灯中はほぼなにも出来ません。
病院で使うモニター機材も持ち込めないので、簡易モニターと診察のみで乗り切ります。
飛行機から救急車もストレッチャーのまま移動します
当院を出てから関東の病院まで4時間かかりましたが、無事、送り届けることができました。
ご協力いただきました皆さん、ありがとうございました。