医療法人徳洲会 帯広徳洲会病院

menu

掲載日付:2023.09.15

防災ヘリコプター”さつま”

 救急科の久野です。
 もう9月の半ば、、、なのに大隅半島は暑い!!未だERに扇風機を置かせてもらっています。
 え?それは久野固有の問題ではと?? 仕方ないんです、私、皆さんより”厚い”ので!!

 今週、当院から九州大学までの患者様搬送のため、鹿児島県防災ヘリに来ていただきました。

 

 島嶼部の多い鹿児島県では、ドクターヘリではカバーできない距離について、防災ヘリコプターによる患者搬送が行われています。
 ただ、当院が実施するのは実に10年ぶり。
 今回は、他県ではあるけれど、防災ヘリコプター搭乗訓練を受けた久野が添乗することになりました。

当院ヘリポートから九州大学ヘリポートに直行です

 
 
 患者さんの管理をしていたので機内は写せませんが、某県の防災ヘリと比べると乗り心地良く、患者さんへの負荷も少ないように感じました。
 何より早い! 陸路で当院のドクターカーが緊急走行で4時間30分かかる道のりを、70分で搬送していただきました。

 県に1機しかいないことと、要請手順が慣れていなければ複雑で、事前調整も必要なこと、非与圧機での航空輸送知識が必要とされる事が当院としては課題です。
 それでも、大隅半島で完結できない高度専門医療についてのアクセスを担保することも我々の使命と考えていますので、救急部を中心に体制強化を図っていきたいと思います。

 帰りはどうするのかと??
 防災ヘリコプターは我々を降ろした後、次の任務に備えるために基地に帰投します。
 ので、久野、陸路で大隅半島に戻りました。
 え?帰りに寄り道、、、ですか??
 そこはですね、、、MERでお馴染みIP無線機を持たされていまして、病院からモニタリングされてるんです。居場所に移動スピードまで。
 最短経路、新幹線→フェリーで15時過ぎには病院に帰着、通常業務に復帰するのでした。


menu close

スマートフォン用メニュー