研修が始まった

4月から当院始まって以来最多の5名の研修医が初期臨床研修を開始しました。当初の1週間のオリエンテーションを終え、早速各科で元気に研修する姿を目にされた方も少なくないと思います。すでに救急車の受け入れ、夜間の当直にも入っており、緊張感を漂わせながら研修する姿は、清々しさを感じさせてくれます。

さて、診療能力としては、まだまだ未熟である研修医を募集し、育てる意義はどこにあるのでしょうか?研修医は募集せずに、独り立ちした医師だけ集めてはいけないのでしょうか?
その答えは、日々の診療現場に散らばっています。
5名の研修医が集ってきてから、変わった病院の風景が幾つもあります。朝早くから看護師から指導を受けながら採血に回っている研修医の姿があります。採血が終わって間もなく、回診やカンファレンスで拙いながらも一生懸命に新入院患者さんの経過を発表している研修医の姿があります。朝8時15分からは研修医がローテーションしていない診療科の医師まで参加して救急症例のカンファレンスが行われています。日勤帯になっても、病棟の患者さんに何か変化があったらすぐに駆けつける研修医、救急搬入の患者さんに全力で向かっていく研修医の姿があります。夜間になっても残って勉強する研修医、続けて当直に入り少しでも早く成長しようと張り切っている研修医もいます。そして研修医だけでなく、研修医を指導する指導医、看護師、コメディカルの姿も目に入ります。

そんな彼らを応援したくなるのは、12年前に同じ環境で必死になって研修していた自分の姿と重なるからでしょうか?同様に多くの方が、自分の新人時代を心のどこかで思い出しているのでしょう。

学ぼうと一生懸命な者、その彼らを指導する者、、、このような風景が溢れている病院は必ず発展していきます。その活気溢れる雰囲気は、人が人を呼ぶ状況に繋がります。

研修医が吹き込んでくれた爽やかな風に乗って頑張っていきましょう。