医師として大切なものとは?

新しい年度が始まる4月です。5名の研修医がわれわれの仲間に加わります。これから30~40年続く医師生活の第一歩を当院で踏み出すことになります。

その記念すべき節目に当って、「医師として大切な物とは?」ということを書きたいと思います。と言っても、私の言葉では無く、この春から京都府立医大救急医学講座の教授になる太田凡先生の言葉を引用させて頂きます。

医師になって5年目に湘南鎌倉病院で内科チーフレジデントという、初期研修医・後期研修医の総元締めのような仕事をした時に太田先生と出会いました。太田先生は私よりも1ヶ月早く湘南鎌倉病院ERに着任しておりました。病院が満床で入院の受け入れが厳しい状況にあっても、救急車を断らない信念の強さに、ある時は感心し、ある時はもう勘弁して欲しいと思い、、、常に一生懸命、診療している姿が印象的でした。過酷な内科チーフレジデントの仕事で泣き言を言っていた時に励まして頂いたことが何度もありました。

私が湘南鎌倉病院を離れて大隅鹿屋病院に赴任してからも、折に触れて励ましのメールを頂いたり、電話を頂いたりしていました。また、ERの後期研修医に当院での研修を勧めて頂き、隅田先生、大淵先生の2名の先生を紹介して下さいました。

本の執筆、学会発表など熱意を持って活躍している太田先生を尊敬の眼差しで眺めておりましたが、この春から京都府立医大救急医学講座の教授に就任されます。お祝いのメールをしたところ、すぐに返事を頂きました。その中の一節が印象的でした。それと同時にスーパーERドクターの言葉を新研修医達にも送りたいと思いました。

「知識もスキルも経験も大切です。
患者さんは、それを医者に求めています。
でも、気持ちがなければ患者さんは幸せになりません。
この8年間で、鎌倉や徳洲会の人々に教えていただきました。」

研修を始めると大変なこと、辛いこともあるでしょう。また、少し経験を積んだ時に天狗になってしまうこともあるでしょう。でも、熱い気持ちを忘れなければ、正しい方向を見失うことなく再び頑張ることが出来るはずです。

我々も熱い気持ちを忘れずに研修医を育てていきます。
一緒に頑張って、良い研修をしていきましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>