2年次中間研修会

2008年7月28日

2年次中間研修会

後期研修委員長・内科部長 田村幸大

7月26日は東京で徳洲会グループの2年次中間研修会がありました。

その中で、後期研修のプログラム紹介をさせて頂きました。

どこでどうやって投票されたのかよく知りませんが、数ある徳洲会グループの後期研

修プログラムの中で当院内科の後期研修プログラムが紹介を聴きたいプログラム第2

位に選ばれたそうで、急遽予定していた鹿児島県在宅透析検討会での演者を訪問看護

の主任さんに代わって頂き、プログラム紹介に行ってきました。

プログラム紹介を聴く2年次研修医の方は幾つもの病院の紹介を聴くため多少うんざ

りしている事を考え、非常にシンプルに、一方で印象に残るようにしようと考えて直

前までスライド作りに励みました。

本番では規定の5分を守りつつ一気に思いの丈を話す事ができ、当院の特色を伝えら

れる発表になったと思います。

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発表を聴いた感想は田頭先生や臼井さんが書いてくれる事でしょう。

夜は懇親会があり、湘南鎌倉病院ERの太田凡先生とお話させて頂きました。

研修に来てもらう時に重視する事は何かの話になりましたが、共通していた事は”協

調性”でした。当院のような一つあたりの診療科が数名という中では一緒に助け合っ

てやっていける事が一番大事です。特に救急をたくさん受け入れていれば予測できな

い事態も起こりますので、そこはチームの力で乗り越えて行くしか無い訳で、いわゆ

るデキルというのは2番目で良いという意見で一致しました。

6年前に一緒に鎌倉で仕事をさせて頂いた時期はERのスタッフは太田先生一人でした

ので、今の太田先生の人気はあの時期を耐えて体制を作り上げたからなんだろうな~

と思いながらお話しさせて頂きました。

湘南鎌倉病院ERと比較したら太田先生に失礼ですが、当院内科も5年前はスタッフ私

��人からスタートして何とか人も増えてきました。理不尽な程、少ない人員でたくさ

んの業務をこなさなければならない時期もありましたが、今こうして話を聴きたいプ

ログラムとして名前をあげてもらえるようになった事は、あの時期に耐え忍んだから

なのでしょう。当直も何も関係無く連日連夜ER・病棟で働いた分は、その場ですぐに

自分に返ってこなくても、長い時間の中できちんと返って来る物なのですね。前日の

25日は製薬会社のMRの方を対象とした透析医療の講演もさせて頂きましたし、多くの

学会で発表を続けて先日はパネルディスカッションのパネラーまでさせて頂きまし

た。話の内容はやはりたくさんの患者さんを受け持ってかけずり回っていた時期に経

験した症例の事です。短期的な視点で働いた分の見返りを求めるのも当然の権利なの

で良いのですが、とりあえず今は天に貯金している時期だと思って耐え忍んでいると

利息がついてお金には換算できないほど大きな見返りがあるのだと実感しています。

話を聴きたいだけではなく、来年度当院に来る事を考えているという話もチラホラ聞

こえて来ております。

昨年10月から今年3月にかけての半年間は内科医の減少から劉先生をはじめとした内

科レジデントに非常に過酷な勤務を強いてしまい、正月すら満足に休ませてあげられ

なくてみんな疲れ果てていましたが、仲間を増やして良い研修が出来る体制を作って

行きましょう。

ちなみにこのブログを読まれている医学生や研修医の方、「自分はここに入ってつい

ていけるか心配だ」と言われる事が時々ありますが、心配はいりません。日々、一緒

にやっていれば確実に成長して流れに乗れるようになります。求めるのは”協調性”

だけです。それさえあればウェルカムですし、それがなければ当院で一緒にやってい

く事は出来ません。たとえ人が不足して苦しくても、協調性が無い人1人が増える事

で逆にチームとしてのパフォーマンスを落としたり、雰囲気を悪くするだけになるの

で採用は控えさせて頂きます。

学会発表、講演、研修説明会、指導医講習会、離島応援と週末は不在ばかりですが、

安心して出張できるのは留守を守ってくれている先生方のお陰です。ありがとうござ

います。

発表1週間前に突然演者交代をお願いしたにも関わらず、鹿児島県在宅透析検討会で

良い発表をして頂いた訪問看護の主任さん、ありがとうございます。お陰で良い病院

紹介が出来ました。

平日は深夜に帰宅し、週末も不在で顔を合わせる事すらままならない状況の中、文句

を言いながらも支えてくれる家内にも感謝です。

皆さんの暖かい手助けに応えられるよう、仲間を増やし良い研修病院になる努力をし

ていきます。


病院見学実習

2008年7月24日

病院見学実習

教育管理部 臼井之枝

7月21日から23日まで、病院見学実習に医学生さんが来てくれました。

朝8時からの、内科のカンファレンスから実習が始まりました。

それから、医局会に参加して初めて医局の先生方と顔を合わせました!

早速、朝のカンファレンスから参加した内科から実習開始でした。

研修医1年次の先生と一緒に、患者さんを診て病棟を見学。

日頃は、週の初めは必ずといって良いほど、救急車が来るのに、その日に限って1台も来ません。結局、午前中は落ち着いたまま終了。

お昼からは、循環器科で心臓カテーテル検査の見学。height=”221″
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現在、循環器科研修中の先生と一緒にカテ室へ!

カテを一生懸命しているのが、有馬先生。

学生さんに、説明をしているのが、循環器科の指導医、古賀先生。

カテだけでなく、一時ペーシング挿入など、色々な手技を見られたと思います。

 

 

 

 

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align=”left” /> 救急搬送が無いので、ドクターカーを見学。

ERの城井さんが、案内をしてくれました。

救急の現状や、搬入件数などの説明を加えながら話をしてくれたようです。

実際に、搬送があれば、乗りたいと言ってくれていました。

是非、次回も実習に来て頂き乗ってください!

夕方に、救急車が来たので、1年次の研修医と一緒に救急外来へ。

その後、そのまま内科病棟で1年次の先生と最後まで病棟業務をして1日終了。

夜は、大隅鹿屋病院バトミントン部の練習に参加。(楽しかったかな?)

勿論、バトミントンのメンバーとその後は飲み会だったそうです!

23日は、朝から外科の手術に入りました。

午前中は、2件立て続けに救急が入り1時間後にまた1件搬送されてきました。

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1年次の有留先生の熱心な指導があり、貫禄の3年次の先生がまたそれ以上の指導をしている様子です。

ドキドキだったでしょう!!

でも、しっかりと患者さまに声をかけながら見学実習が出来たのではないでしょうか?

実は、その斜め後ろにもう一人の救急の患者様がいらしたのですが、他の医師が一生懸命診られていました。

2日間の実習でしたが、いかがでしたか?

この、3連休が忙しすぎて少々パワーダウンしている感じでしたが・・・・

研修医と一緒に実習をしてみて研修のシミュレーションが出来たでしょうか?

また是非、お越し下さいね。

 


勉強会

2008年7月7日

勉強会

教育管理部 臼井之枝

7月4日(金)夕方、研修医勉強会をしました。

例年よりも遅くなりましたが、縫合の勉強会と消化管縫合の勉強会をしました。

業者のエチコンさんにご協力頂き、シミュレーターを貸して頂きました。

研修が始まって、3ヶ月以上が過ぎての皮膚縫合トレーニングでしたので、どうかなぁと思いながら、開催しました。

最初は、城間先生にお手本を見せてもらいました。『 僕らも出来るしっ!』 という心の声が聞こえてきそうな顔つきでした。

外科部長の城間先生から指導を受けながら実際に、シミュレーターで縫合してみました。

有留先生は、消化管縫合からトライ、外科を回っている江口先生は皮膚縫合からトライしていました。

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align=”left” /> 1年次の研修医二人でのトレーニングなので、シミュレーターを使いたいだけ使えます。

実際に手技として経験しているので、さらに技術の向上を目指し!!頑張りました。

 

 シミュレーターを使用してみると、なかなか、実践のようには行かないようでした。

中心静脈ライン確保にも、縫合、糸結びの手技があります。

なかなか苦戦したのは、糸結びのようでした。

普段、何気なく行っている、糸結びにも”男結び”と”女結び”があると確認。

自分は普段どちらで糸結びをしているか、改めて確認したようで、感動していました。

後半は、内科の指導医の先生も参加し、一緒に糸結びの練習を研修医しました。“blog20080708-002″
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臨床経験が何年あっても、トレーニングをするという姿を見て、私は感心しました。

こういった、先生方の日々の勉強やトレーニングで私たちは、病気や怪我をした時に助けてもらうんだなぁと改めて思いました。

医師になっても、勉強に取り組む先生方が頼もしく思えました。

研修医の先生方も、そんな指導医の先生方のようになって欲しいです!

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ACLS講習会

2008年7月3日

ACLS講習会

1年次研修医 江口徹郎

6/28 6/29はACLSの講習を受けました。

楽しい雰囲気の中、何とか合格することが出来ました。

さて、話は変わりますが、ロボットのフレーム問題について述べようと思います。詳しは、“http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%95%8F%E9%A1%8C”>こちらに記載されていますが、
一部引用させてもらいます。

哲学者ダニエル・デネットがCognitive Wheels : The Frame Problem of
AIで示した例を挙げて説明する。

状況:洞窟の中に、ロボットを動かすバッテリーがあり、その上に時限爆弾が仕掛けられている。このままでは爆弾が爆発し、
ロボットは動かなくなってしまうので、洞窟の中からバッテリーを取り出してこなくてはならない。ロボットは、
「洞窟からバッテリーを取り出してくること」を指示された。

人工知能ロボット1号機R1は、うまくプログラムされていたため、洞窟に入って無事にバッテリーを取り出すことができた。しかし、
1号機はバッテリーの上に爆弾が載っていることには気づいていたが、
バッテリーを運ぶと爆弾も一緒に運び出してしまうことに気づかなかったため、洞窟から出た後に爆弾が爆発してしまった。これは、1号機が、
バッテリーを取り出すという目的については理解していたが、それによって副次的に発生する事項
��バッテリーを取り出すと爆弾も同時に運んでしまうこと)について理解していなかったのが原因である。

そこで、目的を遂行するにあたって副次的に発生する事項も考慮する人工知能ロボット2号機R1-D1 (D = deduce (演繹)
) を開発した。しかし、このロボットは、洞窟に入ってバッテリーの前に来たところで動作しなくなり、
そのまま時限爆弾が作動してロボットは吹っ飛んでしまった。2号機は、バッテリーの前で
「このバッテリーを動かすと上にのった爆弾は爆発しないかどうか」「バッテリーを動かす前に爆弾を移動させないといけないか」
「爆弾を動かそうとすると、天井が落ちてきたりしないか」「爆弾に近づくと壁の色が変わったりしないか」などなど、
副次的に発生しうるあらゆる事項を考え始めてしまい、無限に思考し続けてしまったのである。これは、
副次的に発生しうる事項というのが無限大にあり、それら全てを考慮するには無限大の計算時間を必要とするからである。ただ、
副次的に発生する事項といっても、「壁の色がかわったりしないか」などというのは、通常、考慮する必要がない。

そこで、目的を遂行するにあたって無関係な事項は考慮しないように改良した人工知能ロボット3号機R2-D1を開発した。しかし、
このロボットは、洞窟に入る前に動作しなくなった。3号機は、洞窟に入る前に、目的と無関係な事項を全て洗い出そうとして、
無限に思考し続けてしまったのである。これは、目的と無関係な事項というのも無限大にあるため、
それら全てを考慮するには無限大の計算時間を必要とするからである。

通常の人間の思考では、爆弾だけ置いてバッテリーを持ち出し、余計な事は考えないのが当然の行為であるように思えます。

つまり人間は自分でうまくフレームを設定し、考慮すべき要素を限定し、特定の期限内に答えを導き出す事が出来ます。

が、程度は無症状から重症まで様々ではありますが思考に障害を持っている人間は、関係の無い事象を排除する
��本当にその事象が起こらないのかを考察する)のに時間が掛かり過ぎて答えが出せない、
起こり得るかも知れない事象をずっと考え始めてしまい収拾が付かなくなる(優先順位を立てる前に膨大な候補リストを作ろうとして失敗する)、
命令された事以外の事は考え付くことができない、等の前述のロボットと同じような症状が表れます。

前述のロボットに同じ条件で何度実行させても問題は解決しません。

行き当たりばったりで何度も経験させ慣れさせようとしても、思考プログラム自体が未完成の状態の人は、
解答に辿り着けないため何度も同じ失敗をしてしまいます。

しかし、ACLSの講習のアルゴリズムでは、フレームを限定し、本当に必要な要素のみに限定し、模範解答を示した後、
反復練習している為、余計な事を考えさせず必要な事項のみ考慮し、短時間の間に答えを導く事が出来る様になるのです。