山北での研修

 

みなさん、お久しぶりです。
鹿屋を離れて一ヶ月。忘れられないようにブログ更新します。
2年次研修医のウラキ@山北、新潟県です。

初めての外病院での研修も一ヶ月が経ちました。
今まで、どれだけ上の先生に頼っていたか、いやというほど実感しています。
自分で入院させて、家族に説明して、退院を決めて・・・やらないといけないこと、決めないといけないことがたくさんあって、その一つ一つに自分の判断が必要になってきます。

そして、鹿屋では当たり前だったことが外では当たり前ではないことも実感。検査も、準備から自分でやって、検査室に持って行って・・・鹿屋がすごく恵まれてた環境だったとわかりました。

ここ山北は新潟県の北部なんですが、ほぼ山形県との県境にあり、病院から10分車で走ると県境です。生活圏としてほぼ山形県です。
病院からは日本海の水平線が見えて、夕方には病棟から最高の夕日が水平線に沈んでいきます。

海がものすごいきれいです!!

写真①
↑病棟からの夕焼けの日本海

写真2

↑日本海に沈む夕日

写真3
↑病院から1時間ちょっとの酒田市にある倉庫

大きな病院は、山形の鶴岡市まで車で1時間、新潟県の北部の中核の村上市までも1時間かかります。

高齢者が多く、車がない方は移動がかなり厳しい。

山が多く、夏の今はいいけど、冬になるとどうなるのか想像が全くできません(汗
そして、慢性期病院がないため、山北徳洲会病院で急性期が落ち着いた患者さんも行く場所がなく、ずっと病院に入院している状態です。
地域で施設も2つあるけど、そこも順番待ちで空きがない状態で、厳しい状態です。

そんな地域で、急性期の患者さんを中心に担当させてもらったり、透析回診をしたり、外来をしたり。僕がここにきて一番楽しかったのが訪問診療でした。

超ベテランの看護師さんと二人でお宅に訪問。

「こんな天気のいい日は蛇がいるからゆっくり走りますね」
車の中で、ベテラン看護師さんにこの地域について教えてもらったり、将来について相談に乗ってもらったり。その看護師さん曰く、

「この地域の最低の医療を見て行って下さい。ここでは、薬とかは大きな意味を持たない。本人や家族の自然治癒力や生活力を引き出すのが訪問です。」
大きな衝撃がありました。

確かに、癌があってお看取りを家でする方、在宅酸素7Lで奥さんと暮らしている方、みんな教科書的な治療はしないけど、それが最低の医療だとは思わなくて、むしろそれが最高、最良の医療なんだと思うようになりました。

いろいろ考えさせられることは他にもたくさんあります。
誤嚥性肺炎で入院して、肺炎は良くなったけど、経口摂取ができなくなった患者さんに経鼻管で栄養を流すか、その後は胃瘻を作るか、それとも末梢点滴だけにするか・・・
ニュースでもやってたけど、難しい問題です。
毎日これでいいのか、葛藤しています。

書きたいことはたくさんあるけど、またにします。

先週末は東京で2年次研修会があり、同期のメンバーにも再会。ホッとできる時間で、また頑張ろうと思えました。

では、また!

聞ける人に聞く!!

 

内科のチーフレジデントの有留先生が、研修医の部屋に来て、少し休憩(珈琲タイム)をしていました。
すると、1年次研修医の櫻井先生が部屋に入って来るなり
『有留先生ちょっといいですか?』と。

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早速、画像を開き・・・・
有留先生に色々と聞いていました。
有留先生は、内科。
櫻井先生は外科研修中。
科は関係なく、聞ける人に聞く!
教えてもらえる人に聞く!
そばに居る人に聞く!

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1ヶ月もしないうちに、立派な当院の研修医になりました!

当直 感想

前回書いて、報告していなかった当直の感想です。
実は日当直(朝9時から翌日の朝9時まで)も終わってますが笑

当直はいろいろな患者さんがいらっしゃいます。

それこそ救急車で意識障害、吐血、胸痛、背部痛などなど国師で勉強した疾患を疑う所見から
walk inでのどの痛み、発熱、はたまた虫刺され、足をひねったとまあ、緊急性のなさそうなかたまでほんと多彩でした。

病棟業務と違ったのは問診の重要性です。当たり前のことなのにいざやってみるとこれがなかなか難しい。患者さんを前に、見逃してはいけない疾患を除外するのに必死になっていると、既往歴、生活歴、服薬歴が抜けてしまうことがありました。そのひとつの情報のために患者さんを再度、診察室にお招きしなくてはならない状況もありました。

65歳 男性 主訴 背部痛
ここから
痛みをOPQRSTで聞いて
・O(Onset):発症様式
P(palliative/provocative):増悪・寛解因子
Q(quality/quantity):症状の性質・ひどさ
R(region/radiation):場所・放散の有無
S(associated symptom):随伴症状
T(time course):時間経過
既往・服薬・生活・食事/排便を聞く。

これに組み合わせて背部痛で考えなくてはならない疾患が
1ダイセグ2大動脈瘤3急性膵炎4胆管炎・胆石5尿管結石
6腎盂腎炎7腎梗塞8脾梗塞9髄膜炎
とあるわけです。

これを除外できる問診、アルコールは?血圧は?同じエピソードは?痛みは移動する?

とまあ、難しいんです。

緊張して、恐怖して当直・外来に入りましたが、先輩先生方、看護師のみなさんが支えてくれて充実した時間を過ごすことができました。

                                          1年次研修医 K屋

先生、時間5分前には来て先輩にあいさつしましょう!! 先生、メモを持ち歩かなきゃダメじゃない!! 先生、輸液はどうするんですか!!

先生!!の声にお〇っこちびりそうになりそうになりましたがw

カルテを書いているとさりげなく机を持ってきてくれていたり、やりくりがわからなくてうろちょろしていたら声をかけてくれたり、灰が舞っているお外に閉め出してくれたりと。

優しくお茶目な方々ばかりです。

先生!!の時もきっと未熟な僕を指導してくれているのかな?

きっとそうだと思いますw

さも自分が知っていたかのように問診で書きましたが、
OPQRSTはLucky先生、T橋先生に教えてもらった知識ですよー。

ミニレクチャー

 
内科研修中の1年次研修医のK屋先生。
内科研修中にペアになっているのが、知久先生。
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よく二人で、研修医の部屋にきて色々と患者さんの相談。
そして分からないことを、レクチャーしてくれています。
『勉強会』と言わなくても、その時その時にしっかりとフィードバックをしてくれています。
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1年次の先生は覚えること、勉強する事が沢山。
でも、ペアの先生と二人で話すのであれば緊張もせず、良い雰囲気の中で勉強できているようです。
頑張れ!!

初当直うううう

お疲れ様です。時間は6時45分。着々と時間が迫っております。

そうです。当直です。後ろに頼れる先生方がついているとはいえ、、かなりドキドキしています。

もうすでに初当直をすませたラガーマン先生、Lee先生がとても大きく見えます。

時間です。いってきまーーす。

                                           1年次研修医   K屋

地域医療研修の意味

研修委員長 田村幸大

 現在の臨床研修制度では地域医療研修が必修となっており、当院の2年次研修医は新潟県の山北徳洲会病院に2ヶ月間派遣されます。そのトップバッターとして派遣されているのが藤原先生で、4月14日から15日かけて様子を見に行ってきました。

 行ってみると最寄りの庄内空港から約1時間かかりました。基幹病院がある山形県鶴岡市、新潟県村上市、いずれの地域からも40キロ離れており、高次医療機関へのアクセスは恵まれていない環境でした。病院の目の前には日本海が拡がり、綺麗に水平線を見ることが出来ました。

山北徳洲会病院

 藤原先生は10人ほどの患者さんを受け持っており、敗血症で重症の方、肝硬変の方の血糖コントロールなど何人かの患者さんについて相談も受けてきました。元気に頑張ってくれていました。

藤原先生

 さて、地域医療研修で学べることは何があるでしょうか。
 たくさんありますが、思いつく範囲で挙げてみます。

1.    様々な制約がある中での診療を経験すること
 当院では採血もレントゲンも当たり前のように24時間施行可能です。しかし、地域医療研修で派遣される病院によってはオンコール体制の病院もあります。検査がオンコール体制となると、それまで何となくオーダーしていた検査も「今、本当にやらないといけないのか」「この検査結果がわかったら診断に役立つのか」などいろいろと考えることになります。
 初期研修が始まって1年が経過し診療の流れに慣れてきてはいますが、検査や治療をオーダーする際に一歩立ち止まってよく考える機会になります。

2.    紹介する側の気持ちを体験すること
 普段、他院から紹介を受けることが多い環境にいると、「これくらいで紹介しなくても良いのに」という気持ちを持つことがあります。
 しかし、地域医療研修では紹介する側になる経験をします。医療資源が限られた中で重症患者を診療しなければならない苦労、なかなか受け入れ先が見つからない中で「どうぞ」と気持ちよくいってくれる医師のありがたさなど、紹介する側になって初めてわかることも少なくありません。
 紹介する側の苦しさを体験しておくと、紹介を受ける側に戻ったときに、先方の気持ちが理解できるようになります。

3.    一般の外来診療を経験すること
 1年間、救急外来でたくさんの患者さんの診療にたずさわり自信がついてきます。しかし、一般の外来診療は高血圧や糖尿病などの年単位で関わって管理しなければならない方々が相手です。健診異常の精査の方も受診されます。それまでの救急外来や病棟主体の研修とはひと味違った知識や経験が要求されます。
 薬を処方しても必ずしも指示通りに内服して頂けるわけではないこと、「明日内科の外来にかかってください」という台詞が使えないことなど、さまざまな難しさを経験します。

4.    訪問診療を経験すること
 地域医療研修に派遣された際に訪問診療を行います。患者さんが生活している場に踏み込むことになりますし、車で移動しながら派遣された地域を体感することも出来ます。疾患だけでなく家族背景や生活の様子を踏まえて診療にあたることの重要性を学ぶ機会となります。

5.    一人の医師として活躍できること
 普段研修している環境は指導医数も多く、常にフィードバックを受けながらの研修となります。研修の進捗状況によって、様々な裁量権を与えられるものの、基本的には上級医の指導の下での診療となります。
 しかし、地域医療研修の時期は、おのずと一人の医師として活躍する場面が多くなります。その過程を通じて、出来ると思っていたことが実は上級医からの助言があってようやく出来ていたのだと気付いたり、わかっているつもりだった知識が実は曖昧な理解しか出来ていなかったのだと知ることになったりと色々な刺激を受けます。当院に戻ったときに学ぶべき課題を見つける機会となります。
 同時に患者さんが良くなったときは本当に嬉しい気持ちになりますし、治療していても日に日に悪くなっていくときは苦しい思いもします。上級医という絶対的存在がすぐそばにいたときとは比べものにならないくらいの嬉しさも苦しさも感じる機会となります。
 そして、これが一番学ぶべき事なのかと思います。

 学べることを列挙してみましたが、今回、先方の堤院長から嬉しい言葉を頂きました。それは「研修医が来てくれると自分たちも刺激を受けられるし勉強にもなる」という言葉でした。
 親元の病院でやっている新しい検査や治療について研修医を通じて勉強できることが役立っているそうです。

 慣れない環境の2ヶ月間ではありますが、そこに行かなければ学べないことがあり、出会うことが出来ない人がいます。困ったときは支えてくれる人が派遣先の病院にいますし、親元の大隅鹿屋病院にもいます。
 どうか2ヶ月間、頑張って来てください。

縫合と糸結びの練習

 

4月13日(金)は、外科は手術の日ではありませんでした。
午前中は指導医の先生と一緒に病棟や内視鏡を見学だったそうです。
11時過ぎに、採血・点滴ルートキープに!!
と思い、急いで外来に行きましたが処置は既に終わっていたようでした(残念)

お昼からは、来週の手術に向けてお勉強。
シミュレーターを取り出し、一人で一生懸命に練習していました。

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頑張れ!
将来の外科医!!

その後は、ERから呼ばれ遅くまで頑張ったそうです。

レクチャー

 

内科の棒田先生が、1年次研修医に対し『感染症』のレクチャーをしてくれました。
1年次研修医にとっては、初めて!
緊張の面持ちでしたが・・・

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始まってみると、少人数という事もあり質問がバンバン!出ていました。
一緒に聞いている私は全く何のことだか分かりませんでしたが、研修医に聞いてみたら『凄い分かりやすかった。棒田先生、凄いよ』と感想!
勉強会というかしこまった形式にしなくても、先生の一声で凄い実りある勉強になったようでした。

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OPEが長引き参加出来なかった同期の研修医に、棒田先生になりきって再度習ったことを伝達してくれていました。

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臨床研修が始まり、『忙しいけど充実しています』『めちゃくちゃ勉強になっている』『責任が全く違う』などなど色々な話をしてくれます。
慣れない環境で、慣れない人達と、慣れない仕事をするので大変かと思います。
負けずに頑張って下さい!

棒田先生、レクチャーありがとうございました。

井の中の蛙大海を知る

2年次研修医 村場祐司

2年次に昇格し、勢いづいてきた村場です。

湘南鎌倉のERにきてもう半月が経とうとしています。だんだん電子カルテやオーダーの出し方に慣れてきました。最初は血液検査すら出すのに手こずっていた上、救急車が次から次に追い打ちをかけるかのように来て、あたふたとして、1年生に戻ったような感じでした。勢いづいたはずでしたが、また初心にかえることができる良い機会だったと思います。

湘南鎌倉に来て感じた事は、とにかく救急車がたくさんくる事です。
これだと、小学生の感想文と変わらないのでもっと2年次研修医らしいことを書くと・・・
まず、疾患の層が大隅鹿屋病院とは違います。大隅鹿屋病院は、脳神経外科がないため、脳卒中と判断された患者は最初から当院へ搬送されません。湘南鎌倉は、総合病院なのでどんな疾患でも運ばれてきて、今まで経験できなかったものまで経験できていると思います。
また、小児科もあるので、今まで診た事のない小児科症例もたくさん経験しています。上級医と相談しながら、なんとかこなしています。小児科は苦手意識が強かったですが、意外と診てみると面白いです。大声で泣く子もいますが、おとなしくニコニコしている子もいます。みんなかわいいから、癒されます。小児科は「食わず嫌い」だったのかなと、今では思っています。

とにかく働いているときは忙しいですが、どんなに忙しくても毎日学ぶことがたくさんあって、新鮮さは1年次研修医並みです。
大隅鹿屋病院に帰ったら、大隅鹿屋の魂をもちつつ、湘南鎌倉の風も吹かしてより良い診療ができると思います。
あと1.5ヶ月の間にたくさん経験して、2ヶ月で1年分の救急車を診るつもりでやっていきます。

大隅鹿屋の同期も頑張っているでしょうから。また数ヶ月後にあうのが楽しみですね。お互い頑張りましょう。

臨床研修開始!

4月10日(火)から本格的に、臨床研修が始まりました。
昨日から早速、1年次研修医はペアになった上級医の先生方と病棟へ。

外科研修開始の1年次の先生は、手術にも入ったそうです。

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今日の夕方は、指導医の先生が振り返りレポートの返事を書きながらレクチャーをしてくれました。
糸結びの振り返り、手技等の振り返り、手術の振り返り、受け持ち患者さんのレクチャーなどなど。

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一生懸命に話をしていました!

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