次は自分の番と思って見学しましょう

2010年2月11日
次は自分の番と思って見学しましょう
救急部長 木村圭一

徳洲会での研修の理念には以下のようなものがあります。

One see
One do
One teach

もしかしたら、See one, Do one, Teach oneだったかもしれません。英語としてどっちが正しいのでしょう?

何か手技などを行う場合、1回目は見学しなさい、2回目は実際にやってみて、3回目からは人に教えなさいと言う事です。

例えば、研修医として入職し、初日に中心静脈ライン(central venous line;以下CV)挿入があったとします。その病院ではCV挿入を研修医にはさせないとします。

するとあなたは少なくとも2年後でないと自分で行うことはありません。そんな場合、一生懸命手技を見学する自信がありますか?私にはありません。やはり、次は自分でやるんだよと言われないと難しいです。私が胸腔ドレナージチューブ(気胸の治療に使います)を入れた時には、One seeすらありませんでした。

私はその時小児科研修中で、担当させて頂いていた患者さんのお母さんが気胸になったのでした。ちょうど当直中でした。
指導医の先生が、「先生、トロッカー(注)入れた事ある?」と言われたので、「ありません」と答えたら、「じゃあ今日は僕が入れるから見ておいてね」と言って下さるのかと思ったら、、、、「このプリントにやり方書いてあるから、実際にやってみて下さい」と言って来たのでした。穴が開くほど?読んだ記憶があります。が、やはりポイントを示してもらいながら見て、自分で復習するのがベストですね。ポイントが分からないと見ても、、、道に落ちている100円になってしまいます。

映画なんかも二度目に見ると、ああここはこういう意味だったんだ、、、と分かる事も多いです。踊る大捜査線を二度目に見ると、あ!こいつ最初っから出ているじゃん!!と思います。脱線してしまいました。

という訳で、次にDo oneがあるからこそ、See出来ると言う事です。

患者さんの診療でも、この人は皮膚に発疹があるのではないかと思って観察しないと小さな皮疹を見落とします。

外科研修では手術の見学や助手に入ることが多いですが、やはり次は自分でやるんだと思いながら出ないとほとんど勉強になりません。徳洲会は他の所よりも早めに術者になる事が多いようですが、変なクセを身につけさせようと言うのではなく、しっかり勉強して欲しいと言う意味です。

次は、人に教えると言う事について書きたいと思います。

と言うか、、、、みなさん記事書きましょうね!!