お誕生会

2008年10月20日

お誕生会

1年次 有留大海

久しぶりにブログを書きます。

半年の内科研修を終えて、今は麻酔・救急科で勉強しています。

この半年ほとんどオペ室に入ることはなかったので緊張の連続です。

何をするにも独特の緊張感というか、見えないプレッシャーを感じます。

幸いスタッフの方たちが優しく声をかけてくださるので、早く慣れたいところです。

さて、話は変わり全くの私事なのですが、私つい先日誕生日を迎え、ひとつ年をとりました。

そんな僕の誕生祝いということで、同期の江口先生が飲み会を主催してくれました。

ベトナム帰りの田村教授、乱れぬ内科医早渕先生、ロマン求める心外の有馬先生、鹿屋の母臼井さんが来てくださいました。

やっぱりお酒が入ると、先生たちの病院で会う時とは違う顔が見れてすごく楽しい会でした。

サプライズのケーキ、プレゼントまでもらってはしゃいでしまいました。

普段は無口でおとなしくて酒も飲めない江口先生が、内科にうつって忙しい中で準備してくれたということで感極まるものがありました。

いい仲間を持ったなぁと思います。

何とか医師として成長しようと試行錯誤しているのを、温かく見守ってくれる病院のスタッフの方々にも感謝しています。
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漠然と歳をとるんじゃなくて、ちゃんと実を伴うように頑張らんとなと決意新たにしました。

それでは。

 


「伝える」という事

2008年10月16日

「伝える」という事

研修委員長 田村幸大

「伝える」という事をめぐって、有馬先生と有留先生の間で親子喧嘩のようなやり取りになっており、
成り行きを面白がって眺めているところです。ここは、もう少しこだわって「伝える」という事を考えてみたいと思います。

先日「伝える」という事に関して印象深い経験をしました。

10月10日~11日にかけて毎月恒例の徳之島徳洲会病院の応援に行きました。

10日の13時前に病院に到着すると「AMIの患者さんがいます」と相談がありました。

すでにヘパリンやミリスロールの投与がされ胸痛は改善しているものの、私は翌日帰らなければならないため、
冠動脈の状態を評価しておく目的で13時半から緊急で冠動脈造影の検査を行う事としました。

造影してみたところ左前下行枝の完全閉塞でした。発症後4時間なので、ここはやは

り再開通させる価値があります。ワイヤを通す事にトライしました。

幸い完全閉塞した部位の通過に成功し、ワイヤの通過に伴って血流も再開しました。

続いて血栓吸引を行って良好な血流を得る事に成功。さらにバルーンによる病変部の

拡張、ステント留置とスムーズに進んで1時間ほどで治療終了となりました。

この半年間、循環器部長の古賀先生の指導下でAMIの治療をさせてもらう事が何度か

ありました。今回は一人で判断しながらという事で緊張の中での治療でしたが、無事

終了できホッとしました。

さて、この成功のポイントは何だったのでしょうか?

私の手技が上手かった?

特別、人と比べて器用な訳でもありませんから、メインの問題ではありません。

運が良かった?

確かに運も実力の内ですが、これもメインの問題ではありません。

一番のポイントは、何の予告も無く突然一人で治療しなければならない状況におかれ

ても、治療を貫徹できる経験とハートの強さを仕込んでもらっていた事です。

この事は指導する側の根気の強さ、治療に一緒に参加してくれるコメディカルの協力が無ければ出来ない事です。
これまで指導して頂いた古賀先生や名瀬徳洲会病院の生野先生、時間が長くなりながらも検査・治療に付いて頂いたコメディカルのお陰です。

心臓カテーテル検査を例にすれば、慣れた人だけでやってしまった方がずっと早く終わります。
コメディカルも早く仕事を終わる事が出来ます。しかし、これを続けていれば、いつまで経っても検査を出来る医者は増えません。結果として、
目の前の時間短縮に気を取られてしまったがために、いつまでも後進が育たない状況を作ってしまった事になるのです。

私自身、
医師としてのキャリアが短い時期から徳之島徳洲会病院や昔の大隅鹿屋病院など非常に人が少ない中で重要な判断を迫られる状況を経験してきました。
そのため上級医の庇護の元で活躍する事よりも早く自立してやっていく事の重要性と難しさを感じながらやってきました。

今、有留先生、江口先生、心臓外科をやっていく事に決めた(?)有馬先生に対して思っている事は、
私の”助手としての仕事”に熟達する事ではなく、私の”分身としての仕事”が出来るようになってもらう事です
��悪筆や朝が弱い事まで分身になる必要はありませんが)。助手は上級医がいないと役割を果たせませんが、
独り立ちした医師は”決断”が出来ます。

私の分身が増えて、徳之島のような医師が不足している環境を解消してもらう事を願っています。

当然、「将来自分の科を選ばない研修医に時間を割いて指導はしない」とか「外に出て行く研修医に指導はしない」
とかケチな事は言いません。内科以外の科の指導医も同じように考えています。

昔、指導をした後輩が、「こんな症例を経験したけど、先生から言われた事を思い出して治療をしたら上手くいきました」という報告を聴く事は、
非常に嬉しいものです。こればかりは経験しないとわかりません。

将来私が大隅鹿屋病院を去った時(具体的な予定はありませんが)に、半年経っても、1年経っても、それまでと変わらない診療体制、
研修医を育てる体制が続いている事。

今研修をしている先生達が外に出て行く時に独り立ちしている事。

それを目指して研修医の指導しています。

また、今回の徳之島でのAMIの治療がそうでしたが、分野によっては私自身も独り立ちを目指して指導を受けています。

研修の過程で重要な事は、勝手に進んでいく「大きな船に乗る事」では無く、小さくても良いから「自分の力で船を漕ぐ事」です。
そして当院は、その「船を漕ぐ力」を身につける事が出来る環境です。

最近のブログの記事でおわかりかと思いますが、私が昔指導医から習った事が劉先生

に伝わり、それが有馬先生に伝わり、さらに有留先生に伝わっています。

その中で「船を漕ぐ力」も伝わっているのだと思います。


勉強会

2008年10月11日

勉強会

教育管理部 臼井之枝

10月10日に、勉強会がありました。

毎週金曜日の朝8時30分から行っています。

今週は、研修医1年次の有留先生の当番の日でした。

有留先生は、現在、麻酔科研修中ですので、挿管について勉強会をしました。

前日、シミュレーターを準備し部屋で一人、予行練習していました。

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あまりにも一生懸命に、練習をしていたので1枚写真を撮りました!

私は良く分かりませんが、オレンジ色の器材は80万以上するそうです。

麻酔科の先生が、貸してくれたそうです。

いざ、本番!

朝、シミュレーターの準備をしていると、ある先生が、『そのシミュレーターの持ち主は名古屋では??』と言いました。

『 いいえ、木村先生のDNAを受け継いでいる有留先生が今日は使用して勉強会です』

と、私が答えると、先生は笑っていました。

私が、勉強会に参加したときは既に終わりかけでした。

全科の先生方が、色々と教えていました。

麻酔科の指導医の下野先生がフォローしてくれていました。

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田村先生のブログにもあったように、有馬先生が劉先生や田村先生に教えてもらっていたように、有留先生や江口先生に教えています。

研修医同士、よく1日あった事を話していますが、何度もそういった事を聞きます。

救急では、木村先生の教えを守り、CPAが運ばれてきたは時、絶対に胸骨圧迫を止めなかったとか、
抗生剤を処方するときは田村先生が言っていた事を思い出したとか、CVを入れるときは、劉先生が”この角度”という事を思い出したとか、
奥田先生と城間先生に救急外来ですごく指導してもらってすっごく嬉しかったとか・・・・

有馬先生が1・2年次に言っていた事を、今は、有留先生や江口先生が話をしています。

勉強会も、とても勉強になっているようです。

ただ、有馬先生と違うところは、指導医のものまねをしながら話をしないところかな?

これからも、頑張って欲しいです。

ブログも書いてくれるとうれしいのですが・・・・

 


10月の研修医

2008年10月9日

10月の研修医

教育管理部 臼井之枝

研修開始から半年が過ぎ、10月になりました。

10月からは、研修医の先生達は、それぞれ新しい科での研修が始まっています!

田頭先生が徳之島徳洲会病院で、離島僻地研修を2ヶ月間です。

鹿屋から離れ、慣れない土地・病院で大変でしょうが、頑張って欲しいと思います。

江口先生は、半年間、内科研修になります。

1年次が内科研修で修了となります。

外科系でずっと研修だったので、また違う雰囲気の中での研修のはじまりです。

チーフレジデントの劉先生の指導の下、頑張って欲しいです。

10月の初めに、一週間の夏休みを取り、リフレッシュして病院に戻りました。

久しぶりに見る江口先生は、たくましくなっていました。

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有留先生は、麻酔科・救急研修1ヶ月間です。height=”180″
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内科半年間の研修を終え、外科系に突入!!

しますね。

有留先生にとっては、初めてのローテーションになりますね。頑張って下さい!

有留先生は、9月の末に一週間の夏休みを取り、夏休み明けから麻酔科に出勤でした。

麻酔科の先生がたは、気さくでやさしい先生方ばかりで、大変、楽しいようです。

江口先生が前の月に、研修していたので江口先生のエピソードを聞いているそうです。

それは、また有留先生か江口先生が、ブログに書いてくれるでしょう!!

研修した科が終われば、沢山の評価表を書かなくてはいけないので、それはそれで大変だと思います。

指導医の先生は勿論のことですが、看護師さん方が評価表をとてもきちんと書いていただけるので、本当に助かっています。

看護師さんの評価は、目線が違うのでとても勉強になります。

フィードバックをする良い資料となっています。

江口先生と有留先生は、もう少ししたら研修委員長面談があります。

きちんと評価表はつけておきましょう!!

 


「定食」よりも「アラカルトメニュー」を頼みましょう

2008年10月8日

「定食」よりも「アラカルトメニュー」を頼みましょう

内科部長(研修委員長) 田村幸大

「田村先生、スクリーニングセットの項目を全部言ってみて」と指導医に言われたの

は、まだ研修医の1年目半ばの事でした。

意表をつかれた私は、”この人、何を今さら聴くのだろう”と不審に思いつつ、一方

ですべての項目を思い出せない事に焦りつつ「GOT,GPT,LDH,γ

GTP,BUN,Cr,Na,K,Cl,Glu・・・後は思い出せません」と答えました。

「田村先生、今日から内容を理解していないセット検査を出す事は禁止だよ」と冷た

く言い放たれました。

その当時は手書きの検査伝票で、セット検査を選択すれば1カ所のチェックで一気に

10項目以上の検査を出す事が出来ました。一方、一項目ずつチェックしていくと出し

たい項目数と同じだけチェックを入れなければなりません。

医師になって半年、すこし上級医と同じように仕事が出来る部分も出来て来ました。

セット検査をパパッとつけて去っていく上級居が格好良く見えて、自分もそんな感じ

で検査をオーダーするようになっていました。そんな環境でしたので、”他の先生達

はみんなやっていますよ”と少し反発する気持ちを持ちつつも、一応「はい」と返事

をしました。

セット検査のメリット:時間の短縮、いつも同じパターンで出るので周囲も間違えな

い、漏れが無い

セット検査のデメリット:意味を理解しないままオーダーしてしまう、必要が無い検

査項目まで一緒にチェックされてしまう(例えば肺炎で入院した患者さんに3~4日

おきにアルブミンやコレステロールをチェックする意味はまったくありません)

その指導医の先生は、”検査は結果を見る事で治療方針に影響を与える物しか出す意

味が無い。結果が白でも黒でも方針が全く変わらない検査はお金の無駄。セット検査

ばかり出している先生はその項目が本当に必要かどうか考えなくなってしまう。長年

をそれをやり続けているとただの検査オーダーを出すマシーンに成り下がってしま

う”と言いたかったそうです。

頭を殴られたような感覚を覚え、それからはセット検査を選択せず、一項目ずつ”こ

の検査で何が分かるか””この検査結果によって治療方針が変わるか”と考えながら

オーダーするようになりました。その後、セット検査の項目を確実に答えられるよう

になり、それぞれの項目の意味を説明できるようになるまでセット検査のオーダーを

封印しました。

今でこそセット検査をよく出していますが、このセット項目から漏れている物は何

か、毎回調べなくても良い物は何かをすぐに答えられるよう努力しています。

正直、指摘された当時は言われている事の意味を十分に理解していませんでした。し

かし、言われた事をしっかり守り、一項目ごとに意味を考えて出す作業を続けた事が

今の自分を作ってくれていると思うと指摘して頂けた事に今さらながら感謝していま

す。

セット検査をすばやくチェックして去っていく上級医も格好良いけど、検査の意味を

しっかり考え無駄な検査を出さず目の前の患者さんに必要とされている事をよく考え

て検査を出していく上級医はそれ以上に格好良いと思うようになりました。

有留先生、その定食のサラダは本当に必要ですか?

江口先生、その定食の漬け物は本当に必要ですか?

有馬先生、その看護師さんのメルアドは本当に必要ですか?

最後は余計でした。