それぞれの師走

それぞれの師走

2年次研修医 有馬喬

みなさん、こんにちは。11月で産婦人科も終わり、12月から小児科研修です。

小児特有の疾患もありますが、成人と同じ病名がついていても、アプローチがまっ

たく違ったりすることがあり色々勉強することがありそうです。頑張ります。

真面目な話はこれくらいにして・・・。

週末、宮崎の日南海岸を大学の友人とドライブした時の話。

海岸からすぐ下を見下ろすと、海岸沿いに続く、鬼の洗濯岩。

遠くを見ればどこまでも続く青い海。

かつて、この海を見て、宮崎交通の初代社長である岩切章太郎(後に宮崎観光の父と

いわれる)は、こう言った。

「宮崎のこの広いキャンパスに描きたい夢が私にはある。」と。

東国原知事にもこのキャンパスに描きたい夢があるのだろう。期待している。

この海の向こうで、「うぇ~い!」の同期の彼は今月から精神科研修である。

電車の乗り換えのメモを出発前に渡してあげたにもかかわらず、それをなくした彼

ふと、ケータイがなる。

彼である。

「アパートまではどうやって行ったらいいと~?路線たくさんあってわからんよ

��。」

・・・。

 

病院が借りてくれているアパートは大和市というところ。そこは置いてあるものが

ことごとく恐ろしく、古い。

今頃、彼は僕が生まれた頃購入したのではと思われる2槽式洗濯機を見てあっけに取

られていることだろう。

気を取り直して、ネットでもしようかと思えば、そこはまさに大都会の秘境。ネッ

ト環境が存在しない。究極のナローバンド。というか、ナローですらない。ゼロで

ある。

そして、それにふて腐れ、ゲームでもしようかと思えば、プレステのプラグなど差

し込む穴すらないテレビが待ち受ける。

もはやケータイしかないが、そこは、微妙に電波の悪い部屋。

このような時、宮崎の言葉では「どんげもこんげもならん。」と言う。

「どうにもこうにもならない。」という意味である。

今、彼を救えるのはニンテンドーDSくらいか。

しかし、このシーズンである。クリスマスプレゼントでDSを購入するお父さん、

お母さんはたくさんいるだろう。売り切れで購入できないのでは?

このような時、宮崎の言葉では「まこちどんげもこんげもならん。」と言う。

「本当にどうにもこうにもならい。」という意味である。

まさに今の彼である。