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トップページ > 患者様向け情報 > ヘルスインフォメーション > 知っておきたい病気の話 > vol.25 手術をすることが決まったら…/【麻酔科】溜渕昌美

Oosumi Kanoya Hospital

知っておきたい病気の話

vol.25 手術をすることが決まったら…/【麻酔科】溜渕昌美

はじめに

手術が決まった患者さまやそのご家族は、「手術?どんなことをするの?面会はいつできるの?」と不安が募ります。今回は手術前の検査について説明します。
まず手術をする原因となる病気の検査を進めます。もちろん病気の種類によって行う検査は様々。心臓の病気なら心電図、心臓エコー、CT検査は必須。胃や腸の病気なら、胃カメラや大腸カメラの検査、骨折の手術ならX線検査、脳の手術なら血管造影検査が行われます。
このように各手術にはそれぞれ特殊な検査が追加されますが、どの手術を受ける場合でも、必ず術前に行われる検査があります。それは一般検査、心電図検査、胸部エックス線検査、呼吸器検査です。これらはスクリーニング検査と呼ばれ、患者さまのご負担は採血時の針の痛みだけです。スクリーニング検査を行うことで、手術前の患者さまの全身状態がわかり、手術の合併症発症リスクを予測します。スクリーニング検査について説明します。

一般採血検査

血液検査で術前状態の正確な把握ができ、手術用の輸血準備量が決まります。貧血や出血傾向の有無、肝臓や腎臓機能、血糖値、感染症の有無など、血液には重要な情報がたくさん詰まっています。また甲状腺の病気や膵臓、脳の病気などでは、血液ホルモンの数値も調べます。術前血液検査の結果と実施される手術内容で、手術用の血液準備量が決まります。また、今まで気づかなかった隠れ糖尿病が見つかることもあります。重症な糖尿病が見つかった場合には、手術を延期して、血糖コントロールを行った後、手術を行う場合もあります。病気によっては複数回採血が必要ですが、通常の手術用は1回の採血になります。

心電図検査

心臓機能検査として、心電図検査はとても有効です。患者さまには、日常生活には支障がない心臓の病気が隠れていることがあります。手術前に心電図を取り、不整脈や無痛性の心筋梗塞の跡が見つかることも。この場合には、さらに心臓エコー検査を追加して、手術前に心臓の収縮力や心臓内の血の流れなど、心臓機能を推測することが必要になります。

胸部エックス線検査

胸部エックス線検査で、手術後の合併症リスクを予測します。
上半身の首からみぞおちまでのエックス線検査を行います。これによって肺や気管支の状態を調べます。肺気腫や気管支炎など、手術中から手術後の回復に大きく影響する肺の状態を把握し、手術後の肺炎などの早期発見ができるようにします。予期しなかった肺へのガンの転移が発見されたり、心臓の拡大が見つかることもあります。

呼吸器検査

肺活量や一秒間で吐き切る空気の量などを調べる呼吸機能検査です。これによって肺の手術では切除する肺の量を決めたり、たとえ肺の手術でなくても手術後肺炎の発症など、呼吸器合併症の予測に役立ちます。
全身麻酔では人工呼吸を行うので、酸素を体に取り込む指標として非常に重要な検査です。また、手術中から手術後の痰の多さも予測することができます。

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