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トップページ > 患者様向け情報 > ヘルスインフォメーション > 知っておきたい病気の話 > vol.20 口の中の病気 歯周病と歯科疾患の予防/【歯科口腔外科】首藤 肇

Oosumi Kanoya Hospital

知っておきたい病気の話

vol.20 口の中の病気 歯周病と歯科疾患の予防/【歯科口腔外科】首藤 肇

歯周病とは?

『歯周病』という言葉をしばしば耳にしますが、一体どんな病気なのでしょうか?歯周病の症状は、歯肉の赤味、腫れ、痛み、出血、かゆみ、口臭、歯が動く、歯肉の退縮、歯が抜けるなどで、この変化は進行の程度によってまちまちです。歯周病に罹っている方の割合は若年者層では数%に過ぎないのですが、45歳以上になると60%以上にも及びます。しかも、歯を失う最も大きな原因はこの歯周病にあるので、歯周病に罹らないようにするのは医療対策上の課題ともいえます。

口腔内は髪の毛一本が入っても不快に感じるほど敏感ですが、歯周病の進行は長期にわたるということもあり、多くの場合ある程度進行してしまい、歯がグラグラと動くのを感じ始めてから自覚することが多いようです。このような症状はストレスとして感じられるだけでなく、糖尿病、心臓血管病、低体重児出産など様々な全身疾患との関連も報告されており、食や会話を楽しむということだけでなく、全身的観点からも予防は重要かと思われます。

歯周病を予防するには

 では、歯周病を予防するにはどうすれば良いのでしょうか?リスク因子として喫煙、糖尿病、生活習慣、加齢など様々挙げられますが、歯周病は口腔内細菌による感染症であり、細菌を除去することが歯周病予防において最も重要なことです。歯ブラシによる清掃は非常に高い効果があり、歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助用具を使用することで効果を上げることができます。しかしながら、一日3回歯を磨いているのに歯周病に罹患している方を目にすることがあります。その原因として歯の磨き方が問題となっていることが多いようです。

口腔内細菌、特に歯周病や虫歯を作る細菌叢(≒デンタルプラーク)は歯に付着していますので、歯に接している部分では虫歯、歯肉に接している部分では歯周病を引き起こします。歯周病は歯肉や歯を支える骨など(歯周組織)の疾患ですので、歯を磨く際には歯と歯肉の境目(デンタルプラークが歯肉に接する部分)をねらってブラッシングすることが肝心です。また、歯と歯の間、咬む面の溝などは虫歯が特に多発する部位ですので、これらの歯周病や虫歯になり易い場所を頭にいれた上で歯を磨いてみてください。いわゆる横磨きでは歯ブラシの当たりにくい部分が歯周病や虫歯の好発部位となります。歯の磨き方の一例としてスクラッビング法を紹介します。

スラッピング法

① 歯ブラシの毛先を歯に直角にあて、毛先が歯と歯の間に入る程度に軽く押し付けます。ごく小刻みな前後運動により歯の間のプラークを除去します。ストロークは5㎜ 位で大きくブラシを動かさないのがコツです。磨き残しを少なくするためにも、歯の面を外側、内側、咬む面の3つの面に分けて磨くようにしましょう。

② 磨く順序を決めます。例えば左側の上の奥歯の外側を最初に磨き始め、そのまま右側の上の外側の奥歯まで磨いたら、次に右上の奥歯の裏側を磨き左上の奥歯まで磨きます。最後に左上の咬む面を奥歯から順番に右上の奥まで磨いたら上の歯の歯ブラシの終了です。同じ様に下の歯も順序を決めて磨きましょう。途中で前歯の裏側はブラシをタテに入れて、タテ磨きでもかまいません。

いずれにしても個人に適した口腔内の清掃方法を見つけることが大切です。歯周病の予防策として、日常の歯ブラシ清掃は基本になります。歯ブラシを使って歯周病の主原因であるデンタルプラークを除去する清掃方法を習慣としてマスターできたら、多くの場合、歯周病を予防することができるはずです。しかし、歯並びや歯肉の形態が人によって様々であるように、歯の磨き方もそれぞれ異なります。また、歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助用具を使用した方が良い方もおられます。もうちょっと歯を上手に磨きたい、あるいは補助用具を用いて口腔内の清掃を行いたいといった場合には、一度、歯科医あるいは歯科衛生士の指導を受けるのが望ましいと思われます。歯を上手に磨くことは中々難しく手間もかかることですが、この方法を意識するだけでも何かが変わってくるので実践してみてくださいね。


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