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トップページ > 患者様向け情報 > ヘルスインフォメーション > 知っておきたい病気の話 > vol.19 あなたを助ける頭痛の鑑別と緊張型頭痛/【内科】吉田 大輔

Oosumi Kanoya Hospital

知っておきたい病気の話

vol.19 あなたを助ける頭痛の鑑別と緊張型頭痛/【内科】吉田 大輔

頭が痛いって辛いですよね。

今回は、誰もが経験したことがあるであろう「頭痛」についてお話させていただきます。
頭痛にはいくつも原因があります。皆さまがよく経験する頭痛は発熱した際の頭痛ではないでしょうか?我々は頭痛の患者さまを見た場合、まず危険な頭痛を鑑別します。危険な頭痛とは

① 脳血管疾患:特に脳出血やクモ膜下出血
② 頭蓋内感染症:髄膜炎、脳炎、脳膿瘍
③ 頭蓋内占拠性病変:脳腫瘍、硬膜下血腫
④ 急性閉塞偶角緑内障:眼の病気ですが頭痛が出現することがあります。
⑤ 側頭動脈炎:リウマチの仲間で頭痛が生じるものです。

聞き慣れない病気もあることと思います。特に①~③は生命に危険を及ぼすこともありますので、すぐに治療が必要となります。④、⑤は放っておくと失明する危険がありますから、これも見逃してはいけません。

頭痛を鑑別するには患者さまからの情報が大変役に立ちます。例えば頭痛の程度(今まで体験したことのないような激しい頭痛かどうか)、頭痛の部位(頭全体が痛いのか、こめかみ付近に限局した痛みなのか)、発症の仕方(急に出現したか慢性的なものか)、前駆症状(頭痛の前に眼の症状などがないか)、随伴症状(発熱、鼻水・鼻づまり、吐気、めまい)などについて伺いながら所見をとっていきます。もちろん意識障害を伴うような頭痛は緊急性が高いので、すぐに検査をしていきますが、意識がはっきりしている場合は鑑別が必要なので、患者さまには申し訳ないのですが、少し頭痛を我慢して情報を教えて下さいね。

さて最近、緊張型頭痛の患者さまがよく外来へいらっしゃいます。緊張型頭痛とは以前は筋緊張性頭痛と言われていました。これは頭から首、肩にかけての筋肉の緊張が原因で頭痛を生じる病気で、慢性頭痛の約30%以上を占めているようです。症状としては、頭をしめつけられるような頭全体もしくは後頭部付近の痛みで、それほど強い痛みではなく、仕事や生活ができない程というわけではないようです。通常は肩こりを伴い、ひどくなると背中の痛み、さらには吐気やめまいを伴うこともあります。

緊張型頭痛の原因は2つあって、1つは身体的ストレス、もう1つは精神的ストレスです。身体的ストレスは長時間同じ姿勢をとったり、不自然な姿勢をとったりすることで生じます。そもそも人間の頭はスイカと同じくらいの重さがありますから、それを首や肩で支えているわけで、それなりの負荷がかかっているのです。特に1日中机に座ってパソコンを操作しているようなデスクワーク中心の仕事をされるような方がなりやすいようです。対人関係などによる精神的ストレスも、神経や筋肉の緊張を高めることで緊張型頭痛の原因となっています。

ですからそのストレスをとってあげることが根本的な治療となります。身体的ストレスを軽減するには、仕事前の体操・ストレッチ・適度な休憩(首のハリを感じたら5分程)・姿勢の改善・枕の調整・首や肩のマッサージなどが効果的なようです。姿勢に関しては猫背やうつむき気味にならぬよう、視線を水平にできるよう、椅子を低くしたり台を斜めにしたりすると良いようです。枕に関しては高いものや硬いものは首の骨や筋肉に負担がかかるようですので、低く柔らかいものに変えてみてはいかがでしょうか。精神的ストレスの軽減は少し難しいかもしれませんが、あまり考えすぎないようにして、適度な休憩でもとって心にゆとりを持つ余裕が欲しいですね。長期的に見れば、ストレス発散して気分転換できる趣味を持つようお薦めします。

我々としては右記に加え、筋肉の緊張を軽減したり、不安を軽減したりするようなお薬を出すことでお手伝いできます。お話をされただけでも、何か良くなったような気がしますとおっしゃる患者さまも多いですので、まずは一度、御相談していただければと思います。

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