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トップページ > 患者様向け情報 > ヘルスインフォメーション > 知っておきたい病気の話 > vol.1 「痔」について/【外科】利光鏡太郎

Oosumi Kanoya Hospital

知っておきたい病気の話

vol.1 「痔」について/【外科】利光鏡太郎

「痔にはボラギノール」よく聞くコマーシャルです。「痔」で悩んでいる人はこの世でたくさんいらっしゃいます。でも「痔」で命を落とした人の話を聞いた事はありません。
「痔」ではなかなか死ねませんから安心して下さい。

外来の診察を長年やっていますとたいていの患者さんは「痔が悪い」とか「痔が痛い」「痔から血が出た」と来られます。
正確には「肛門の具合が悪い」「肛門が痛い」「肛門から血が出た」と言った表現になります。

ですから今後はよろしくお願いします。
「痔」とは病気の名前です。代表的なものに痔核(いぼ痔)、痔ろう、裂肛(きれ痔)があります。
一番多いのは「いぼ痔」で、今回は「いぼ痔」の話しをしたいと思います。

いぼ痔は痛くない

「いぼ痔」といえば皆さんは、いかにも痛く、腫れあがってる状態を想像すると思います。
「いぼ痔」の大半は痛くも痒くもありません。自分は「痔」がないと思っている人はおそらく思い過ごしです。

私が診察すれば、「残念ながら痔主です」という話になります。
なにも皆さんを病気にしたい訳ではありません。

圧倒的多数のいぼ痔は痛くも痒くも腫れてもいません。いぼ痔には肛門の奥のほうにできる内痔核と出口付近にできる外痔核があります。

内痔核は痛みの神経がない所にできる為にまったく痛みがありません。外痔核は痛みの神経のある所に急激にできてすごく痛いですが、ほおっておけばそのうち治りますからあまり問題はありません。
それでも我慢出来ないときは受診して下さい。

いわゆる「痔」で一番多いのは内痔核です。

痛くも痒くもありません。唯一の症状は出血です。ひどくなれば排便時に肛門から脱出(脱肛といいます)してきます。ここで普通のひとは「痔」が悪いのでは、と思います。

(正確にいえば肛門の具合が悪い)肛門からなにかが出てくるとたいていの人は「これはいかんぞー。」とか「癌じゃないか?」と考えます。

残念ながら癌の可能性は極めて低いと考えます。
私自身、肛門から癌が出てきたのをみたことがありません。選ばれた人になるのは大変なことです。

いぼ痔の治療って?

 ここでどうすればいいかという問題になります。出血だけなら止まればいいだけの事です。
大抵の場合はそのうち止まります。内痔核で出血多量で死んだ人を今までみた事はありません。
経験不足かもしれませんが。

治療にはいろいろあります。
薬による治療・手術療法・注射療法があり、まずは薬で様子をみます。良くならなければいろいろ戦略を練ります。
なるべく痛くなく簡単な治療法がいいかと思います。

現在は注射療法を主にやっています。
手術に比べて痛み、出血が少ないという利点がありますが全部が全部できるわけではありません。

従来の手術では、完治するまで少なくとも6週間かかるといわれています。
6週間は程度の差はあれ痛みや出血があるということです。

注射療法(ジオン四段階注射法)を細々とやってますが、完全とはいえないまでも患者さんには結構満足していただいています。

とりあえず便に血が混ざってたら癌じゃないか大腸カメラをしたほうがいいですね。
恥ずかしがらずに一度、医師へご相談ください。

トイレで健康チェック

おしりから血が出ると「痔」だと考えがちですが、思い込みは危険です。
「痔」ではなくもっと「重い病気」のサインが隠されていることもあります。

次の症状がでたら早めに受診して下さい。

1、便に血が混じる
2、便秘や下痢を繰り返す
3、残便感がある

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大隅鹿屋病院

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